遊タイムまでの回数を知りたくても、台の上にある数字を引き算するだけでは判断できない場合があります。条件として数えるのが低確率の回転数である一方、外部のデータ表示は別の区間を含むことがあるためです。遊タイムは、まず発動条件を文章で確認し、それから表示の範囲を照合すると読み解けます。

遊タイムは規定回数を契機に入る時短

SANKYOの公式解説では、通常時の低確率で規定回数まで大当りしなかった場合に、時短へ移る機能として遊タイムを説明しています。機種ごとに発動までの回数や時短の回数が決まるため、「遊タイム付き」という表示だけでは具体的な条件まで分かりません。

また、時短に入ることと、その場で大当りになることは別の出来事です。時短という状態が始まった後も、その機種で定められた抽選と終了条件があります。一定回数に到達したら払出が始まる、と読み換えると仕組みを取り違えます。

機種の紹介ページでは、通常時の大当り確率と遊タイムの欄を分けて探します。似たシリーズでも搭載の有無や条件が変わることがあるため、正式名称とバージョンの一致も必要です。別仕様を区別する実例は、グランベルム319ver.と249ver.の比較で確認できます。

292回の例で低確率という条件を見る

SANKYOのスペック解説に掲載されている「Pフィーバーパワフル」の1/99タイプでは、低確率292回転を消化することが遊タイムの条件として説明されています。同じ解説では、大当り後のST8回転を、この292回へ含めないことも示されています。

この例で、ST8回の後に低確率の変動を100回消化した場合、条件として進んだ低確率回数は100回です。STも含めた合計108回と、条件で数える100回を同じ数字として扱うと、残り回数がずれます。

ここで取り上げた292回とST8回は、この公表例の数値です。ほかの遊タイム搭載機へそのまま使うための共通値ではありません。説明用の計算では、対象となる区間を特定することが目的です。新しい機種を読むときも、まず回数の横に書かれた低確率や通常時といった条件を残します。

外部カウンターの数字と台内の条件

台上のデータ表示機は、店舗や接続設定によって大当り後の数え方が異なる場合があります。機種の液晶に出る回数と同じ範囲を数えていると、確認なしに決めることはできません。

例えば、データ表示に100という数字があっても、それが現在の大当り間の回数なのか、ある状態を終えた後の回数なのかで意味が変わります。数字の横にある項目名や説明を確認しないと、遊タイム条件へ使える回数かどうかを判断できません。

  • 発動条件に含む低確率の回数を機種資料で読む。
  • STなど、条件から除く区間があるかを見る。
  • データ表示がどこから数え始めた数字かを確認する。

前橋のデータ公開情報を読む記事でも、表示期間と更新時刻を分けています。画面上に数字があることと、その数字が知りたい条件に一致することは別です。液晶の回数表示がある機種では、どちらも同じ対象を示しているか確かめます。

一度発動した後は状態を読み直す

SANKYOの遊タイム解説では、発動後は大当りを経由するまで次の遊タイムが発動しないと説明されています。一回発動した区間を終えて、その後も回転数が進んだからといって、同じ大当り間で何度でも発動すると読むものではありません。

したがって、現在の数字が規定回数より大きいという理由だけで「これから遊タイムへ入る」とは決められません。すでに発動した後の表示である可能性や、そもそも表示が条件の回数と一致していない可能性もあるためです。

大当り履歴を読む場合も、履歴の一覧に遊タイムの開始や終了まで記録されるかは別の確認事項になります。大当りが記録されていない区間にも状態の変化があり得るので、履歴の行だけから全状態を復元しようとすると情報が足りなくなることがあります。

前日の回数を足せるかは数字だけでは決まらない

前日の回転数と当日の回転数を合計してよいかという疑問も、外部表示だけでは解決しません。台の内部にどの状態が残っているかと、データ表示に昨日の数字が保存されているかは別の話だからです。

前日の履歴が画面に表示されていても、その数字が発動条件へ引き継がれた証明にはなりません。逆に、当日の表示が小さい数字でも、機種内部の条件についてはそれだけで説明し切れない場合があります。把握できない点は、残り回数を断定せず不明として扱います。

遊タイムを説明する際に使われる「あと何回」は、どこからどこまでを数えたかが確定して初めて意味を持ちます。実際の画面の表示名と機種資料の条件を並べることが、単純な引き算より先になります。

時短に入った後の回数も別の欄

発動までの低確率回数と、発動後に受ける時短回数は、二つの異なる区間です。先ほどのパワフルの公表例では、低確率292回転と時短100回がそれぞれ説明されています。二つを足した数字を、新しい発動条件として使うことはできません。

エヴァ319 REDのSTと時短の説明も、状態ごとに回数の意味が変わる例です。遊タイムでは特に、発動前の条件、発動後の時短、終了後という順序を保つと、一枚のカウンター表示で分からない部分を見分けられます。