「この演出は80%」という一言だけでは、数字の意味を決められません。演出が出たときの大当り割合なのか、大当り時にその演出が出る割合なのかで、数えている場面が変わります。信頼度と占有率を区別するには、まず100件の何を並べたのかを考えると理解できます。

演出を100件集めるのが信頼度の例

信頼度は、特定の演出が発生したケースのうち、大当りとなる割合を表す目安として使われます。演出が発生した場面を仮に100件並べ、そのうち80件で大当りだったなら、この例の信頼度は80%になります。

ここで先に集めたのは「演出が発生した場面」です。通常の変動すべてを100件集めたわけではありません。その演出がどれほど出現するか、何回転待てば出るかは、この数値だけでは分かりません。

なお、この100件は意味を説明する仮の集団です。実際の次の100回で大当りが80件になるという予告ではありません。公表値に「約」が付く場合や集計条件が限られる場合もあるため、手元の短い結果だけで数字の意味を置き換えないようにします。エヴァ319 REDの65%と約75%の説明でも、どの範囲を集計したかで割合が変わる例を確認できます。

大当りを100件集めるのが占有率の例

占有率を読むときは、集める対象を入れ替えます。大当りとなった変動を仮に100件並べ、そのうち80件に特定の演出が伴っていたなら、この例の占有率は80%です。

この場合、残る20件は、その演出を伴わずに大当りとなったケースです。「演出が出た場面の20%が外れる」という意味にはなりません。後者を知りたいなら、信頼度のほうを確認します。

同じ80%という文字が並んでも、最初に選んだ100件が違います。言葉を省略して覚えるより、「演出が出た中で」「大当りした中で」という短い説明を付けると混同を減らせます。数式を覚えなくても、この二つの言い換えができれば表を読めます。

信頼度が高くても、毎回出るとは限らない

ここから先も説明用の仮定です。全体で1,000件の変動があり、大当りが10件、そのうち特定演出を伴う大当りが8件だったとします。この演出は大当りの10件中8件で出たため、占有率は80%です。

さらに、その特定演出が外れの変動でも2件出ていたと置きます。演出は合計10件で発生し、そのうち8件が大当りだったので、信頼度も80%になります。しかし、全変動に対する演出の発生割合は10÷1,000で1%です。

この例では、同じ演出に80%と80%と1%という三つの数字が付けられます。互いに矛盾しているわけではありません。信頼度、占有率、発生率が、それぞれ別の対象を数えているからです。実際の機種の数値を再現した例ではなく、三つの言葉を区別するための仮定として読んでください。

カスタム表で先にそろえる条件

演出の数値は、設定したカスタムや現在のモードに応じて変わることがあります。通常時の表とRUSH中の表を混ぜたり、設定OFFの値をONの値として読んだりすると、言葉の意味が正しくても対象を取り違えます。

  • 機種名とバージョンが一致しているか。
  • 通常時、時短、RUSHなど対象の状態が一致しているか。
  • 先読みや告知の設定が同じか。
  • 表の列名が信頼度、占有率、発生率のどれか。

SANKYOの公式カスタマイズ資料でも、信頼度を設定する項目と発生率を設定する項目を分けた例があります。同じメニュー内の百分率だからといって、すべてが大当りの期待を示すとは限りません。項目の名前ごと読んでから数字に進みます。

妖怪ウォッチの継続率を分けた解説も、通常時と特定の区間を区別する読み方の一例です。割合が何に対するものかを先にそろえる習慣は、演出表にも使えます。

40%の予告と50%の予告は90%にならない

一回の変動で二つの予告が発生した場合、それぞれの掲載信頼度を足して最終的な信頼度にすることはできません。二つの予告は同じ変動の中で重なるため、別々の集団をそのまま合体させる計算にならないからです。

掛け算も自動的にはできません。二つが同時に出た場面の信頼度を知るには、その組み合わせを対象とした情報が必要です。「40%と50%だから20%」と計算するのも、独立した出来事であることなどの条件を省いています。

例えば、最初の予告の後に強いリーチへ進むという順序があるなら、二つの予告は演出の構成上も関連しています。数字の足し引きより、どの発展先や組み合わせが表に掲載されているかを見るほうが、説明の範囲に沿った読み方になります。

表に載っていない数値を作らない

手元で数回見た結果から、その機種の正式な信頼度を断定することもできません。観察した件数、設定、対象の演出がそろっていなければ、公表値と比較する前提が定まらないためです。

「平均」という言葉でも、何を集めた平均かが必要になります。獣王の平均出玉を読む記事では、最低値と平均値を区別しています。演出の数字も同様に、表示された数値をそのまま次の一回の約束へ変えず、集計した対象と一緒に扱います。