2026年の安田記念を制し、日本時間8月16日のジャックルマロワ賞(仏G1)に挑むシックスペンス。武豊騎手にJRA・G1最年長勝利記録をもたらした馬でもあり、今回が海外G1初挑戦となります。本記事では、この馬の血統背景、これまでの戦績、そして安田記念で何が起きたのかを整理します。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | シックスペンス |
| 性齢・毛色 | 牡5歳(2021年4月17日生)・鹿毛 |
| 父 | キズナ |
| 母 | フィンレイズラッキーチャーム |
| 母父 | Twirling Candy |
| 調教師 | 田中博康(美浦) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | キャロットクラブ |
| 通算成績 | 13戦6勝 |
血統:日本の名血と、アメリカ重賞5勝の母
父はキズナ。2013年の日本ダービーと凱旋門賞4着を経験した名馬で、種牡馬としても数々の活躍馬を送り出しています。安田記念については、キズナ産駒として2023年のソングライン以来3年ぶり3勝目という記録も残りました。
母のフィンレイズラッキーチャームは、2018年のアメリカG1マディソンステークスをはじめ重賞5勝を挙げた活躍馬です。母父はアメリカのTwirling Candy。近親にはスカイディーバ(フリゼットステークス)、ピュアクラン(アメリカンオークスステークス)といった重賞勝ち馬が並びます。日本の主流血統とアメリカのスピード色が組み合わさった配合と言えます。

戦績:クラシック路線から、マイル王へ
シックスペンスの主な重賞勝利は以下の通りです。
| 年 | レース | 格付け |
|---|---|---|
| 2024 | スプリングステークス | G2 |
| 2024 | 毎日王冠 | G2 |
| 2025 | 中山記念 | G2 |
| 2026 | 安田記念 | G1 |
このほか2025年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)で2着に入っています。3歳時のスプリングステークス制覇からクラシック路線に乗り、その後は中距離〜マイル路線で着実に重賞を積み重ねてきた形です。G1のタイトルには長く手が届きませんでしたが、5歳の春に悲願を達成しました。
グレードの意味や格付けの仕組みについては、G1・G2・G3の違いを解説した記事でも紹介しています。
2026年安田記念:ブリンカー初着用でつかんだG1初制覇
2026年6月7日の安田記念は、この馬にとって転機となったレースでした。前走のマイラーズカップでは7着に敗れており、決して高い評価を受けていたわけではありません。
鞍上には、本来アドマイヤズームに騎乗予定だった武豊騎手が、同馬の回避によって騎乗することになりました。レースではこの日初めてブリンカーを着用。やや出負け気味のスタートから二の足を使って2番手のポジションを確保すると、直線では坂を上りながら伸びて先頭争いに加わり、逃げるワールズエンドと、迫るガイアフォースをクビ差で抑えてゴール。人気薄の評価を覆してのG1初勝利となりました。
この勝利で武豊騎手は、2009年のウオッカ以来17年ぶり4度目の安田記念制覇を達成。同時に57歳2ヶ月24日でJRA・G1最年長勝利記録を更新しました。田中博康調教師にとっても、このレース初勝利です。
次走:ジャックルマロワ賞(仏G1)で海外初挑戦
シックスペンスの次走は、日本時間8月16日22時50分発走のジャックルマロワ賞(フランスG1・ドーヴィル競馬場・芝直線1600m)です。引き続き武豊騎手が騎乗し、ゲート番は5番。同レースへの騎乗は武豊騎手にとって18年ぶりとなります。
日本調教馬によるこのレースの勝利は1998年のタイキシャトル以来ありません。日本馬とジャックルマロワ賞の関係についてはこちらの記事で詳しくまとめています。レース展望や各馬の見立てについては、ジャックルマロワ賞2026の予想記事と最終予想(後編)もあわせてご覧ください。海外競馬のレース情報からも日程を確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. シックスペンスの父はどの馬ですか? A. キズナです。2013年の日本ダービー馬で、種牡馬としても安田記念を複数回制する産駒を送り出しています。
Q. シックスペンスのG1勝利は何回ですか? A. 2026年の安田記念1勝です。ほかにG2を3勝、2025年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)で2着があります。
Q. 安田記念での武豊騎手の記録は? A. 57歳2ヶ月24日でのJRA・G1最年長勝利記録を更新しました。安田記念制覇は2009年のウオッカ以来17年ぶり4度目です。
Q. 次はどのレースに出走しますか? A. 日本時間8月16日(日)22時50分発走のジャックルマロワ賞(フランスG1)です。ドーヴィル競馬場の芝直線1600mで行われます。
Q. 通算成績を教えてください。 A. 13戦6勝です(2026年8月時点)。

3歳春から積み上げてきたキャリアの先で、5歳にしてG1のタイトルを手にしたシックスペンス。その次のステージが、28年間日本馬が勝てていないドーヴィルのマイル戦です。なお、競馬の勝敗には多くの不確定要素があり、この記事の内容は結果を保証するものではありません。馬券の購入は20歳になってから、無理のない範囲でお楽しみください。









