日本時間8月16日(日)22時50分、フランスのドーヴィル競馬場で第105回ジャックルマロワ賞(G1)が行われます。今年は安田記念を制したシックスペンスと、2月のアブダビゴールドカップで海外初勝利を挙げたシュトラウスの日本馬2頭が参戦。1998年のタイキシャトル以来、28年ぶりとなる日本調教馬の優勝がかかる一戦です。本記事では、日本馬とこのレースの歴史、そして今年の挑戦の位置づけを整理します。

レースの基本情報

項目 内容
レース名 第105回ジャックルマロワ賞(フランスG1)
発走時刻 日本時間2026年8月16日(日)22:50(現地15:50)
開催場 ドーヴィル競馬場(フランス)
コース 芝・直線1600m
出走条件 3歳以上 牡・牝/出走10頭
賞金総額 100万ユーロ(1着57万1400ユーロ)

100年を超える歴史と、名馬たちの系譜

ジャックルマロワ賞の創設は1921年。凱旋門賞よりわずか1年遅い、フランスでも屈指の伝統を持つマイルG1です。レース名は前年に亡くなったドーヴィル競馬協会長ジャック・ル・マロワ伯爵に由来します。当初は3歳馬限定戦でしたが1950年代に古馬へ開放され、欧州にグループ制が導入された1971年以降は一貫してG1に格付けされてきました。

歴代優勝馬には、1987年・1988年を連覇したミエスク(名種牡馬キングマンボの母)、1999年のドバイミレニアム、2014年のキングマン、2020年・2021年連覇のパレスピアなど、世界の競馬史に名を残す馬が並びます。賞金総額100万ユーロは凱旋門賞、ダービーに次ぐフランス国内3位の規模で、マイル戦としては国内最高額です。

グレード表記の意味についてはG1・G2・G3の違いを解説した記事でも詳しく紹介しています。

日本馬の挑戦の歴史:1勝、そして幾多の惜敗

日本馬とこのレースの関わりは40年におよびます。

  • 1986年 ギャロップダイナ(12着) — 日本馬として初めて挑戦
  • 1998年 タイキシャトル(優勝) — 日本調教馬による唯一の制覇
  • 2003年 テレグノシス(3着) — 掲示板を確保
  • 2025年 ゴートゥファースト(5着)・アスコリピチェーノ(6着) — 2頭出しも掲示板届かず

タイキシャトルの勝利から今年でちょうど28年。昨年も日本馬2頭が挑みましたが、いずれも5着・6着に終わっており、この壁は決して低くありません。

2026年の日本馬2頭と、武豊騎手18年ぶりの騎乗

今年の挑戦者はシックスペンス(牡5・美浦・田中博康厩舎・父キズナ)とシュトラウス(牡5・美浦・武井亮厩舎・父モーリス)の2頭です。

シックスペンスは今年の安田記念を制したマイル王で、海外G1初制覇を狙います。鞍上は武豊騎手で、このレースへの騎乗は18年ぶり。シャーガーカップ参戦後、そのままドーヴィルへ向かう形となりました。ゲート番は5番です。

シュトラウスは2月のアブダビゴールドカップで海外レース初勝利を挙げた馬。"マジックマン"の異名を持つジョアン・モレイラ騎手と4戦連続でコンビを組み、最内のゲート1番から出走します。

迎え撃つ欧州勢では、地元フランスの2000ギニー馬ライフ(3歳)、A.オブライエン厩舎からR.ムーア騎乗のプリサイス(牝3歳)、W.ハガス厩舎のモアサンダーなどが顔をそろえました。ドーヴィルの直線1600mはほぼ平坦で時計の出やすい舞台とされており、枠順の有利不利については枠順・内外の考え方を解説した記事も参考になります。

各馬の詳しい取捨や予想については、ジャックルマロワ賞2026の予想記事および最終予想(後編)でも取り上げています。海外競馬のレース情報もあわせてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. ジャックルマロワ賞2026はいつ行われますか? A. 日本時間2026年8月16日(日)22時50分発走予定です(現地時間15時50分)。会場はフランスのドーヴィル競馬場です。

Q. 日本馬はこのレースを勝ったことがありますか? A. あります。1998年にタイキシャトルが優勝しており、これが日本調教馬による唯一の勝利です。

Q. 今年の日本馬は何頭出走しますか? A. シックスペンスとシュトラウスの2頭です。それぞれ武豊騎手、J.モレイラ騎手が騎乗します。

Q. コースの特徴は? A. 芝の直線1600mで、ほぼ平坦なため時計が出やすいコースとされています。日本の競馬場にはない「直線のみ」のレイアウトが特徴です。

Q. 何頭立てのレースですか? A. 10頭立てです。3歳以上の牡馬・牝馬が出走可能で、負担重量は年齢と性別によって異なります。

タイキシャトルから28年、日本馬にとって長く遠かったドーヴィルのマイル戦。安田記念馬シックスペンスと武豊騎手のコンビ、そしてモレイラ騎手を背にしたシュトラウスが、どのようなレースを見せてくれるのか注目です。なお、競馬の勝敗には多くの不確定要素があり、この記事の内容は結果を保証するものではありません。