2026年3月の高松宮記念(GⅠ)で、サトノレーヴがレースレコードでの勝利により連覇を達成しました。1996年のGⅠ昇格以降、この race で連覇を果たしたのは2010・2011年のキンシャサノキセキ以来15年ぶり2頭目という快挙です。本記事では、この馬の血統・戦績と、なぜこれほど高く評価される存在なのかを整理します。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | サトノレーヴ(Satono Reve) |
| 性齢・毛色 | 牡7歳(2019年3月22日生)・鹿毛 |
| 父 | ロードカナロア |
| 母 | チリエージェ |
| 母父 | サクラバクシンオー |
| 調教師 | 堀宣行(美浦) |
| 馬主 | 里見治 |
| 生産牧場 | 白井牧場(門別産) |
| 通算成績 | 17戦9勝(うち海外4戦0勝)、重賞4勝 |
血統:父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーという"スプリント配合"
父のロードカナロアは高松宮記念やスプリンターズSを含むGⅠ6勝を誇る名種牡馬。母チリエージェの父はサクラバクシンオーで、こちらも日本競馬史に残る快速血統として知られています。半兄にはハクサンムーンがおり、京阪杯・アイビスサマーダッシュなど重賞3勝を挙げ、スプリンターズSと高松宮記念でGⅠ2着を経験した実力馬です。2019年のセレクトセール当歳市場では5400万円(税抜)で取引されました。母系をさかのぼると、ウインブライトやコスモドリームといった名馬にもつながる血統です。

戦績:連覇の偉業とレースレコード
サトノレーヴは2024年夏に函館スプリントステークス、キーンランドカップと重賞を連勝しましたが、その年のスプリンターズSは7着、香港スプリントは3着と悔しい結果に終わっていました。転機は2025年で、高松宮記念にてGⅠ初制覇を果たし、その年のJRA賞最優秀スプリンターにも選出されています。
そして2026年3月29日、中京競馬場の高松宮記念(芝1200m)で、C.ルメール騎手を鞍上に単勝1番人気で出走。中団から直線で一気に加速し、2着に追い込んだ15番人気の伏兵レッドモンレーヴに2馬身の差をつけて先頭でゴールしました。勝ちタイム1分6秒3はレースレコードで、この勝利により1996年のGⅠ昇格以降では、2010・2011年のキンシャサノキセキ以来15年ぶり2頭目となる連覇を達成しています。ルメール騎手にとってはこのレース初勝利、管理する堀宣行調教師にとっては同レース歴代最多となる4勝目という節目にもなりました。この一戦の内容や、当日2着に食い込んだ伏兵の激走については、レッドモンレーヴのプロフィール記事でも取り上げています。
グレードの違いについてはG1・G2・G3の違いを解説した記事もあわせてご覧ください。
現在の立ち位置:国内無双も、海外・秋の大舞台には課題も
サトノレーヴは高松宮記念という国内トップクラスの短距離GⅠでは圧倒的な強さを見せている一方、海外遠征や秋のスプリント戦線では苦戦が続いているのも事実です。香港のチェアマンズスプリントプライズでは2着に食い込んだものの、香港スプリントでは3着・9着と勝ち切れず、国内のスプリンターズSでも2年連続で4着に終わっています。1200mの頂点である高松宮記念での圧倒的な強さと、それ以外の舞台での伸び悩みという二面性が、この馬を語るうえでの大きなポイントと言えるでしょう。
見どころ:史上初の3連覇なるか、それとも秋の雪辱を果たすか
高松宮記念での連覇を受けて、次に注目されるのは史上初となる3連覇の可能性、そして長年結果が出ていないスプリンターズSでの雪辱です。過去のデータでは、高松宮記念の前年覇者がその後も勝ち続けるケースは極めて少なく、連覇自体が歴史的な偉業でした。7歳という年齢を考えると現役を続けられる時間にも限りがあるなか、国内スプリント界の頂点に君臨し続けられるか、大きな注目が集まります。
よくある質問(FAQ)
Q. サトノレーヴの父・母はどの馬ですか? A. 父はロードカナロア、母はチリエージェ(母の父はサクラバクシンオー)です。
Q. 高松宮記念で連覇を達成したのは何年ぶりですか? A. 1996年のGⅠ昇格以降、2010・2011年のキンシャサノキセキ以来、15年ぶり2頭目の連覇です。2026年の勝利はレースレコードでもありました。
Q. これまでの重賞勝利数は? A. 重賞4勝です。2024年に函館スプリントステークスとキーンランドカップ、2025年と2026年に高松宮記念を制しています。
Q. 調教師は誰ですか? A. 堀宣行調教師(美浦)です。2026年の高松宮記念での勝利は、同厩舎にとって同レース歴代最多となる4勝目でした。
Q. 海外や秋のレースでの成績はどうですか? A. 香港チェアマンズスプリントプライズで2着がありますが、香港スプリントは3着・9着、スプリンターズSも2年連続4着と、高松宮記念以外では苦戦が続いています。
高松宮記念という舞台では歴史に名を刻んだサトノレーヴですが、それ以外の大舞台ではまだ勝ち切れていないのも事実です。次にどの舞台でどんな走りを見せるのか、引き続き注目していきたい一頭です。なお、競馬の勝敗には多くの不確定要素があり、この記事の内容は結果を保証するものではありません。馬券の購入は20歳になってから、無理のない範囲でお楽しみください。









