9月6日の産経賞セントウルステークス(GⅡ)で、7番人気のレッドモンレーヴがゲートからほとんど出られない大出遅れを喫し、18頭立ての最下位に終わりました。今年3月の高松宮記念(GⅠ)では15番人気という評価を覆して2着に食い込んだ実力馬だけに、SNS上では競馬ファンから驚きの声が広がっています。本記事では、この馬の血統・戦績と、なぜこれほど評価が振れる馬なのかを整理します。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | レッドモンレーヴ(Red Mon Reve) |
| 性齢・毛色 | 牡7歳(2019年2月17日生)・鹿毛 |
| 父 | ロードカナロア |
| 母 | ラストグルーヴ |
| 母父 | ディープインパクト |
| 調教師 | 蛯名正義(美浦) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | 東京ホースレーシング |
| 通算成績 | 重賞1勝(京王杯スプリングカップ)、GⅠ2着1回 |

血統:スプリント界の名種牡馬ロードカナロアと、名血ラストグルーヴ
父のロードカナロアは、高松宮記念やスプリンターズSを含むGⅠ6勝を挙げた歴史的名馬で、種牡馬としても短距離・マイル路線で数多くの活躍馬を輩出しています。母ラストグルーヴの父はディープインパクトで、スピードとスタミナを兼ね備えた配合と言えるでしょう。馬名の意味は「冠名+私の夢」というフランス語由来のもので、2019年生まれの現在7歳です。
戦績:長い雌伏の時期を経て、7歳でつかんだGⅠ2着
レッドモンレーヴは2021年12月、中京の2歳新馬戦(芝2000m)でクリストフ・ルメール騎手とコンビを組んでデビューし2着。3週間後の未勝利戦も同じ騎手とのコンビで初勝利を挙げています。3歳シーズンは重賞初挑戦となる共同通信杯で6着に終わると、その後は条件クラスに戻り、長期休養も挟む地味な時期が続きました。この休養期間中、当時の担当調教師だった藤沢和雄氏の定年引退にともない、蛯名正義厩舎へ転厩しています。
転機となったのは2023年の京王杯スプリングカップ(GⅡ)で、ここで自身初となる重賞タイトルを手にしました。そして2026年3月29日、中京の高松宮記念(GⅠ・芝1200m)で大きな驚きを演出します。単勝15番人気という低評価のなか、酒井学騎手を鞍上に2着まで追い込み、勝ち馬サトノレーヴから0.3秒差という僅差の走りを見せました。長く重賞級では苦しい戦いが続いていた馬だけに、この激走は今年の競馬界でも記憶に残る一戦となっています。
グレードや人気順の見方について詳しくは、G1・G2・G3の違いを解説した記事やオッズ・人気の基本ガイドもあわせてご覧ください。
産経賞セントウルS:まさかの大出遅れで最下位に
高松宮記念での激走を受け、9月6日のセントウルステークスでは7番人気という評価を得ていました。しかし1200メートルという瞬発力が問われる短距離戦で、スタートの合図と同時にゲートからほとんど出られないという痛恨のミスが発生。そのまま最後方から追走する形となり、そのまま巻き返せず18頭中最下位でゴールしています。SNS上では「レッドモンレーヴがゴールドシップしてたな」「1200であの出遅れは無理だ」といった声が広がりました。ここで名前が挙がったゴールドシップは、能力の高さと裏腹に発馬やゲート内での挙動に癖があったことで知られる名馬で、レッドモンレーヴの今回のミスもファンの記憶にある"あの感じ"を思い起こさせたようです。
この馬をどう見るか:高い潜在能力と、ゲートの不安定さが同居
レッドモンレーヴというシーズンを通して眺めると、能力の高さは今年の高松宮記念で証明済みです。15番人気からGⅠ2着に走ったという事実は、展開やゲートさえ向けば上位に食い込める力を持っていることを示しています。一方で、直近のセントウルSのようにスタートで大きくつまずくと、その能力を発揮する前に勝負が決してしまうリスクも抱えています。次走以降は、スタート地点での安定感を取り戻せるかどうかが、この馬を狙ううえでの最大の注目ポイントになりそうです。

よくある質問(FAQ)
Q. レッドモンレーヴの父・母はどの馬ですか? A. 父はロードカナロア、母はラストグルーヴ(母の父はディープインパクト)です。
Q. 高松宮記念ではどんな走りをしましたか? A. 2026年3月29日の高松宮記念(GⅠ)で、単勝15番人気ながら2着に入り、勝ち馬サトノレーヴとの差はわずか0.3秒でした。
Q. セントウルステークスで何が起きたのですか? A. 2026年9月6日のセントウルステークス(GⅡ)で、スタート直後にゲートからほとんど出られない大出遅れを喫し、18頭立て最下位に終わりました。
Q. これまでの重賞勝利は何回ですか? A. 2023年の京王杯スプリングカップ(GⅡ)が唯一の重賞勝利です。ほかに2026年の高松宮記念(GⅠ)で2着があります。
Q. 調教師は誰ですか? A. 蛯名正義調教師(美浦)です。かつて藤沢和雄厩舎に所属していましたが、藤沢氏の定年引退にともない転厩しました。
高松宮記念での大駆けと、セントウルSでの痛恨の出遅れ。この落差の大きさこそが、レッドモンレーヴという馬の面白さであり、次走でどんな走りを見せるのか注目が集まります。なお、競馬の勝敗には多くの不確定要素があり、この記事の内容は結果を保証するものではありません。馬券の購入は20歳になってから、無理のない範囲でお楽しみください。









