「eグランベルム」には、319ver.と249ver.という二つの仕様があります。作品名が同じでも、通常時の確率や大当りの払出は一部異なります。機種名の末尾まで確認し、どちらの仕様について書かれた資料かを分けて読む必要があります。

2026年10月18日時点の公開機種データベースでは、両仕様とも11月2日の導入予定として掲載されています。以下ではP-WORLDの各機種ページで確認できる数値を横に並べます。メーカーの詳細な仕様資料の全体を確認した解説ではないため、掲載値から確認できる違いと、まだ確定できない項目を分けて記載します。

機種名は319ver.と249ver.まで記録する

二つの仕様を区別する名称は「eグランベルム319ver.」と「eグランベルム249ver.」です。末尾の数字を省いて「グランベルム」とだけ書くと、どちらの数値を説明しているのかが不明になります。

例えば、検索結果に通常時1/249.1と表示されていても、開いた別のページが319ver.の説明なら、その数字を同じ機種の更新値として置き換えることはできません。異なる版のページを参照している可能性があるため、まず本文や仕様表の正式名称を確認します。

機種名の先頭にある「e」も、末尾の「ver.」も識別に使う情報です。表記の読み方や同一シリーズ内での機種名の区別は、青梅の機種情報と正式名称の確認ガイドでも説明しています。同じ題材の機種を探す場合ほど、省略された呼び名だけで数値を結び付けないことが必要です。

資料を保存する際は、ファイル名やメモの冒頭にも319ver.または249ver.を付けます。画像の中央に大きく作品名が書かれていても、仕様を特定する末尾の表記が端にある場合があります。切り抜いた画像では、その部分が残っているか確認します。

この区別は、どちらが優れているかを決めるための順位付けではありません。別々の仕様に属する情報が混ざらないようにするための識別です。どちらの資料かを定めてから、項目ごとの比較に進みます。

画像と本文で違う版の情報を組み合わせることにも注意が必要です。例えば、画像に319ver.とあり、本文が通常時1/249.1なら、その組み合わせは再確認が必要です。この場合、どちらが正解かを数値の印象で決めず、各版の資料へ戻ります。

比較の途中で資料が更新された場合は、更新された側の版名と項目を記録します。249ver.のページが更新されたという理由だけで、319ver.の数字も更新されたと扱うことはできません。二つの機種ページは、別々の記録として管理します。

11月2日の導入予定と現在の設置情報

公開機種データベースの導入予定では、319ver.と249ver.はいずれも2026年11月2日とされています。この日付は機種の予定であり、特定店舗での設置完了を示す情報ではありません。

同日に予定が掲載されていても、ある店舗が両方を導入するとは限りません。店舗の新台告知に「グランベルム」とだけある場合は、末尾の版名や機種の詳細欄を確認する必要があります。導入機種の名称が確定しなければ、その店舗にどちらの仕様が入るかは決められません。

予定の案内と現在の設置一覧は、記載する目的が異なります。新台告知は今後の予定を伝え、設置一覧はそのページが案内する機種構成を示します。告知の掲載時点から時間が経っている場合は、資料の更新日と予定日を別々に確認します。

本記事で使用したP-WORLD機種ページの更新日は、319ver.が2026年9月7日、249ver.が10月2日です。ページの更新日は、その記事がいつ更新されたかを示すもので、店舗での導入日そのものではありません。

導入前に機種情報を整理するなら、「機種の導入予定」「店舗の導入告知」「現在の設置情報」の三つを分けます。最初の情報だけを確認した段階では、後の二つについて空欄を残しておけば、未確認の事項がどこか分かります。

公開されている数値の比較表

以下の数値は、P-WORLDのそれぞれの公開機種ページに掲載された値です。機種全体の仕様を網羅した表ではなく、通常時の確率、RUSHジャッジ発生率、ラウンド別の払出を比較するための表として使用します。

比較する項目319ver.249ver.
通常時の確率1/319.61/249.1
RUSHジャッジ発生率1/62.01/59.7
10Rの払出1,500個1,500個
もう一つの掲載ラウンドと払出7R・1,050個6R・480個
導入予定2026年11月2日2026年11月2日

共通して確認できるのは、10Rの払出が1,500個である点です。一方、通常時の確率、RUSHジャッジ発生率、もう一つのラウンドと払出には違いがあります。共通する行があっても、ほかの行まで同じ仕様だと補うことはできません。

表を読む際は、横に並んだ同じ行を比較します。319ver.の通常時1/319.6と、249ver.のRUSHジャッジ1/59.7を比べると、版だけでなく項目も変わってしまいます。同じ見出し同士をそろえることで、どこに差があるのかを確認できます。

「RUSHジャッジ発生率」の語は、比較表でも省略していません。「RUSH確率」と短く書くと、突入率、継続率、判定が起こる確率のどれを指すか不明になるためです。数値を読み替えるより、元の項目名を保持します。

通常時1/319.6と1/249.1の比較範囲

通常時の確率は、319ver.が1/319.6、249ver.が1/249.1です。通常時という同じ項目で比べると、249ver.の方が分母の小さい数値として掲載されています。

この違いから分かるのは、通常時の確率表示が同一ではないということです。初当り後にどの状態へ進むか、その後の大当りがどう振り分けられるかまでは、この一行だけでは分かりません。通常時の数値を比較した結果を、遊技全体の評価へそのまま広げることはできません。

「249ver.だから249回で大当りする」という読み方も成り立ちません。末尾の数字は仕様を区別する呼び名であり、一定回数までに当たる保証ではありません。公表確率に小数があることも含め、機種名と確率の値は別々に記録します。

確率の一般的な読み方は、パチンコの確率表示の基礎で説明しています。二つのグランベルムを比較する場面では、確率の大小を繰り返し計算するよりも、比較対象の状態が一致しているかを先に確認します。

例として、319ver.の通常時の行をメモへ転記するときは、「通常時・1/319.6・319ver.」という三つを一緒に残します。249ver.も同じ形にすれば、数値だけが独立して別の版の説明へ紛れ込むことを防げます。

RUSHジャッジ発生率と成功率の区別

RUSHジャッジ発生率は、319ver.が1/62.0、249ver.が1/59.7と掲載されています。「ジャッジ」は判定を表す語であり、この項目ではその判定が発生することが対象になっています。

判定が発生する確率と、発生した判定で成功する割合は別の項目です。例えば、抽選会の説明で「判定を行う場面が現れる割合」と「判定した結果が当選になる割合」が別に記載されるとします。前者を確認しても、後者の値が自動的に分かるわけではありません。これは言葉の対象を説明する例で、本機の具体的な抽選手順を再現したものではありません。

したがって、1/62.0や1/59.7をRUSH突入率として表記し直すことはできません。さらに、継続率と書き換えることもできません。突入、継続、ジャッジ発生では、数えている出来事が異なります。

本記事では、ジャッジが発生した際の具体的な成功割合や、RUSH全体の継続率を記載していません。比較表にある数値からそれらを計算するための条件が不足しているためです。未知の割合をほかのグランベルムの資料から補うこともしていません。

「1/62.0より1/59.7の方が小さい」という比較は、ジャッジ発生率の行に限って行えます。その差から、RUSHに入る割合や一回の大当りの払出まで判断すると、表にない関係を付け足すことになります。

10R・7R・6Rと払出の対応

Rは、大当りのラウンド数を表す単位です。公開機種ページでは、319ver.の10Rが1,500個、7Rが1,050個、249ver.の10Rが1,500個、6Rが480個と掲載されています。

両版で10Rが1,500個という点は共通しています。しかし、もう一つの区分は、319ver.が7R・1,050個、249ver.が6R・480個です。ここではラウンド数と払出の両方が異なります。

7Rと6Rの違いを「一ラウンドだけの差」と読んでも、払出の違いを十分には説明できません。ラウンド数は回数の情報であり、一ラウンドあたりの賞球や入賞数まで同時に示すものではないためです。本機については、掲載された払出をそのまま対応させて確認します。

資料の比較では、ラウンド数だけの表と、払出だけの表を別々に作るより、「7R・1,050個」「6R・480個」という組み合わせを残します。数字が示す対象を一組にしておけば、別の版のラウンドに違う払出を対応させる誤りを防げます。

払出表から平均出玉を計算できる条件

払出とは、大当りなどで払い出される玉数です。使用した玉を差し引いた増加分や、遊技全体の収支を意味するものではありません。10R・1,500個という掲載値も、この基準で読みます。

複数の払出区分から平均を求めるには、それぞれがどの割合で選ばれるかが必要です。二つの払出が表にあるだけでは、両方が半分ずつ選ばれるとは限りません。本記事で確認した数値だけでは、機種全体の平均払出を確定できません。

例えば、319ver.に1,500個と1,050個が掲載されているからといって、二つを足して2で割った1,275個を本機の平均出玉とすることはできません。その計算には、二つの区分を同じ件数で扱うという追加の仮定が含まれています。掲載されているという事実だけでは、その仮定を裏付けられません。

同様に、249ver.の1,500個と480個の中間値を出して、両版の平均出玉を比較することもできません。ラウンド別の払出を比べる表と、振り分けを含む平均出玉の表は別の資料です。

払出の表から確認できるのは、各ラウンド区分に対応する公表値の違いです。その範囲に絞れば、平均や収支を推測しなくても、二つの版にどのような掲載上の差があるかを説明できます。

確認できた項目と空欄にする項目

メーカーの製品ページには、319ver.と249ver.それぞれの仕様資料への案内があります。ただし、本記事の作成に当たっては、そのPDFの全内容を確認できていません。メーカーの詳細資料を通読したという前提で、RUSHの流れや例外条件を補足することはできません。

本記事で数値を確認した資料は、P-WORLDの公開機種データベースです。通常時の確率、RUSHジャッジ発生率、掲載されたラウンドと払出は、その資料に掲載されている値として記載しています。

  • 確認済みとして残す項目:通常時の確率、RUSHジャッジ発生率、10Rともう一つのラウンドの払出、導入予定日。
  • 別の確認が必要な項目:RUSH突入率、RUSH継続率、詳細な大当り振り分け、各状態への移行条件。
  • 店舗ごとに確認する項目:実際に導入する版名、導入日、現在の設置状況。

未確認の項目は、もう一方の版の値を代入して埋めることはできません。名称が似ていることや、10Rの払出が共通することは、移行条件まで同じだとする根拠にならないためです。

導入告知の扱いと、現在の設置情報との違いは、小田原の新台告知・設置情報の確認ガイドでも整理しています。機種資料の未確認項目と、店舗案内の未確認項目を分けておけば、追加情報を探す際の確認先が明確になります。

参照資料と確認日の記録

参照資料は、P-WORLD「eグランベルム319ver.」「eグランベルム249ver.」の公開機種データベースと、SANYOの製品ページです。確認時点は2026年10月18日。各機種ページの更新日は319ver.が9月7日、249ver.が10月2日で、メーカーPDFの全内容は未確認です。

店舗告知を後から書き足す欄には、「eグランベルム319ver.」または「eグランベルム249ver.」という名称を省略せず記載します。どちらの仕様が案内されているのか確定できない場合は、数値を割り当てず、版名未確認として残します。