「e獣王 獅子の一撃」は、2026年11月2日の導入が予定されているサミーのパチンコ機です。公表情報で目を引く「サバチャン平均約9,800個」は、サバチャンに該当した場合の平均を表します。初当りを引けば9,800個受け取れる、という意味にはなりません。
仕様を読む順番は、通常時の大当り、RUSHへの突入、RUSH中の振り分け、サバチャン内の出玉です。それぞれの段階で対象を区切ると、300個、1,500個、3,000個、平均約9,800個という異なる表示を混同せずに確認できます。以下は2026年10月18日時点のメーカー公表情報に基づく説明です。
11月2日は導入予定日として確認する
メーカーが案内する導入予定日は2026年11月2日です。これは機種の導入時期を示す案内であり、全国の全店舗が同日に設置するという約束ではありません。地域や店舗により導入日が異なる場合があります。
設置情報を探す際は、「獣王」だけで検索するよりも、正式名称の「e獣王 獅子の一撃」まで一致しているか確認すると機種を区別できます。獣王というシリーズ名を含む別の機械の情報が検索結果に出ることもあるため、記事の日付だけで判断せず、機種名も併せて読みます。
店舗の新台告知では、機種の発表日、導入予定日、実際の営業案内が別々に記載されることがあります。予定表に名前が載った段階と、現在の設置機種一覧に載った段階も同じではありません。入場案内と導入日を分ける読み方は、八王子の新台情報と導入案内の確認方法でも説明しています。
まだ営業が始まっていない店舗の実績や、実際に打った際の結果を導入予定日から推測することはできません。メーカーの予定と店舗の予定は、それぞれの発表主体を付けて記録すると後から確認し直せます。
通常時とRUSH中の基本数値
本機の公表値では、通常時の大当り確率が1/319.7、RUSH中の確率が1/144.7です。RUSHは、通常時とは異なる条件で遊技が進む状態を指します。同じ機種の数値でも、どの状態の欄に書かれているかで意味が変わります。
| 項目 | 公表値 | 読む際の区分 |
|---|---|---|
| 通常時の大当り確率 | 1/319.7 | 通常時の確率 |
| RUSH中の確率 | 1/144.7 | RUSH中の確率 |
| RUSH突入率 | 50% | 初当り後にRUSHへ進む割合 |
| RUSH継続率 | 約50% | RUSHの継続を表す公表値 |
1/319.7を「319回ほど回せば必ず一度当たる」という回数の指定として読むと、実際の結果との対応を誤ります。確率表示は抽選の性質を示すもので、次の大当りが起こる時点を予約する数字ではありません。
一方、RUSH突入率と継続率はいずれも約半分を表す数値ですが、指している場面が異なります。突入率は初当りからRUSHへ進む場面、継続率はRUSHが続く場面の説明です。数値が似ていることを理由に、一つの確率として入れ替えて読むことはできません。
初当りの払出は両方の振り分けで300個
通常時の初当り後は、50%が通常、50%がRUSHという振り分けです。初当りの払出は、どちらの振り分けでも300個と案内されています。分岐によって違うのは、その後に進む状態です。
ここでの「払出」は、大当りによって払い出される玉数の表示です。後で詳しく説明する使用玉などを差し引く前の数値であり、収支の表示ではありません。初当り300個という記載から、その後に続く大当りまで一括して含まれていると解釈することもできません。
- 通常の振り分け:初当りの払出は300個。
- RUSHの振り分け:初当りの払出は300個で、その後RUSHへ進む。
- サバチャンの平均約9,800個:初当り300個とは対象が異なる出玉の案内。
例えば、仕様を手書きで整理するなら「初当りの玉数」と「初当り後の状態」を別の行に書きます。300個と50%を同じ欄に並べるより、何個払い出すのか、どの状態へ移るのかを分けた方が、数字の関係が明確になります。
初当りの時点からサバチャン平均を直接つなげると、途中のRUSH突入とRUSH中の振り分けが省かれます。公表されている出玉を正しく読むには、その数値の直前にある状態名も一緒に残す必要があります。
RUSH突入率50%と継続率約50%の違い
RUSH突入率50%は、初当り後にRUSHへ移行する割合を示します。「初当り2回につき1回、交互にRUSHへ入る」という順番の指定ではありません。短い区間の結果では、同じ振り分けが続くこともあります。
継続率約50%は、RUSHに関する別の指標です。これはRUSH中の個々の結果を二回単位でそろえる数字でも、連続回数の上限でもありません。突入率と継続率を分けて読むと、初当り後の分岐と、その先で続くかどうかの説明が混ざらずに済みます。
「RUSHに入った」と「サバチャンになった」も同じ出来事ではありません。RUSH中には1,500個、3,000個、サバチャンという振り分けが案内されており、RUSHという状態全体の説明と、そこで生じる出玉の区分を区別します。
こうした割合の対象や、確率の分母の読み方から確認したい場合は、パチンコの確率表示の基礎解説が参考になります。本機の仕様では、とくに「どこまで進んだ後の割合か」を付けて読むことが、平均出玉の理解につながります。
RUSH中の三つの出玉区分
メーカーの案内では、RUSH中の振り分けは約33%が1,500個、約17%が3,000個、約50%がサバチャンです。3,000個の内訳は1,500個を2回分まとめたものです。サバチャンには、別途、平均約9,800個という出玉表示が付いています。
| RUSH中の区分 | 割合 | 出玉表示 |
|---|---|---|
| 1,500個の区分 | 約33% | 1,500個 |
| 3,000個の区分 | 約17% | 1,500個×2回 |
| サバチャンの区分 | 約50% | 平均約9,800個 |
この表は、初当り全体を三つに分けた表ではありません。見出しの「RUSH中」を外してしまうと、通常時に起こった初当りの約半分がそのままサバチャンになる、といった別の説明へ変わってしまいます。元の表に付いている対象範囲まで含めて読む必要があります。
3,000個を「1回で3,000個」と略すと、大当りをまとめた表示であることが見えなくなります。1,500個×2回という表記を残せば、出玉の合計と大当り1回あたりの区分を分けられます。サバチャンについても、合計出玉の説明と、その構成を分けて読む手順は同じです。
割合に付く「約」は、公表表示が丸められていることを示します。表の数値から小数点以下まで精密な機械全体の平均を逆算しても、メーカーが公表していない細部まで確定することにはなりません。
サバチャン平均約9,800個の内訳
サバチャンの案内では、最低4,500個に上乗せ分が加わり、上乗せの平均が5,306個とされています。両者を合わせると9,806個となり、見出しなどでは平均約9,800個として表現されています。
4,500個と5,306個は、同じ種類の数字ではありません。4,500個は案内された最低の部分、5,306個は上乗せ部分の平均です。平均5,306個の上乗せが、毎回同じ数だけ発生するという意味にはなりません。
したがって、「最低4,500個+平均5,306個=毎回9,806個」という読み方は成り立ちません。前半は最低値、後半は平均値であり、条件の異なる数字を合計しているためです。合計の9,806個も、一定条件における平均として扱います。
サバチャンの出玉説明だけを切り取った画像や短文では、「平均」の文字が小さくなることがあります。数字を記録する際は「サバチャン時」「平均」「払出」という説明も添えると、何の数字だったかを後から復元できます。
最低出玉の表示についても、メーカーの注記にある条件を含めて読む必要があります。表示された一つの数字を、遊技状態や必要な手順から切り離した無条件の受取額として扱わないことが、出玉案内を読む前提になります。
出玉を読む際には、「最低」「平均」「最大」の三つの語も区別します。最低は下側の条件、平均は結果の集まりを合計して件数で割った値、最大は上側の限界を指す語です。平均約9,800個という案内だけでは、サバチャンの最大出玉は分かりません。
平均値と一回の結果が異なる理由
平均とは、複数の結果を合計し、その件数で割った値です。個々の結果がすべて平均と一致している必要はありません。平均は一回の結果を約束する数字ではなく、対象とした結果の集まりを一つの値で表す方法です。
例えば、玉数と関係のない説明用の例として、三つの箱にりんごが2個、4個、12個入っている場合を考えます。合計18個を箱の数3で割ると、平均は6個です。しかし、実際に6個入っている箱はありません。
この例で平均6個という説明が誤りになるわけではありません。平均の対象は三つの箱全体であり、一つの箱の中身とは別だからです。機種の平均出玉も、個別の結果と平均という集計値を区別して読む点は共通します。なお、このりんごの例は説明のために作ったもので、本機の出玉分布を表していません。
本機の平均約9,800個では、さらに対象がサバチャンに限られています。通常の初当り、RUSH中の1,500個や3,000個の区分まで含めた平均として、そのまま使うことはできません。平均の数字だけを覚えるより、「どの結果の集まりを平均したか」を一組で覚える方が正確です。
平均を下回る一回の結果が出ても、その一例だけで公表平均の正否を判定することはできません。逆に平均を上回る結果があっても、次回の結果がその値に近づくという根拠にはなりません。平均と各回の経過は、確認する資料も異なります。
平均の対象件数についても、短い告知だけでは分からない場合があります。平均約9,800個というメーカーの仕様上の案内と、特定店舗がある日に記録したサバチャン数回の平均は、資料としての性質が異なります。店舗の一部の記録を集めても、メーカーが示す平均の算出条件そのものを再現できるとは限りません。
平均値からは、出玉の内訳が一意に決まるわけでもありません。りんごの例なら、三つの箱がすべて6個でも平均は同じ6個になります。合計と箱数が同じでも、個々の中身は変えられるためです。本機でも、平均約9,800個という一つの数値だけから、各出玉が何%ずつ発生するかを復元することはできません。
払出と手元の玉数を分ける
メーカーの出玉表示は払出ベースです。払出玉数は、大当りなどで払い出される玉の数を示します。遊技に使用した玉数を差し引いた増加分や、遊技全体を終えた時点の残り玉数と一致するとは限りません。
例えば、3,000個という表示があった場合、仕様上の1,500個を2回まとめた払出を指します。その過程で使用した玉や、初当りまでに使った玉を含む収支を3,000個と表しているわけではありません。出玉の単位が同じ「個」でも、計算に何を含めるかで意味が変わります。
本機の公表説明には、CHARGEの完了やV通過に関する条件もあります。V通過とは、指定された入賞口への玉の通過に関する条件です。出玉の数字と条件の注記を切り離さず、実際の機械に表示される案内を確認する必要があります。
「平均出玉」と「平均利益」も別の項目です。利益を計算するには、出玉以外に使用玉などの情報が必要になります。サバチャン時の平均払出だけでは、その人が最終的に何個増やしたかを計算できません。
比較用のメモには、数値の後ろに「払出」と記す方法があります。1,500個払出、3,000個払出、サバチャン平均約9,800個払出と書けば、表示の基準を途中で取り違えることを防げます。
公開データの結果と仕様表の役割
導入後に店舗の公開データを見る場合、そこに掲載される数値は、その店舗の特定期間に記録された結果です。メーカーの仕様表に載る確率や振り分けと、店舗の一日分の結果は、同じ形式の情報ではありません。
例えば、画面に当日の大当り回数が表示されていても、それだけではサバチャンに何回該当したか、各表示がどの大当りを一件として数えたかまで分からない場合があります。表示項目の定義を確認しないまま、メーカーの出玉区分に一対一で当てはめると誤読が生じます。
表示期間にも注意が必要です。当日の値と過去数日の合計を比べれば、集計対象の長さが違います。日付と更新時点、何を一回として数えるかを先にそろえる読み方は、前橋の公開データ表示の確認ガイドでも整理しています。
導入直後には、短い期間の画像だけが広まることもあります。一枚の表示から本機の実際の分布全体を判断するより、その画像が記録した店舗、日付、項目名を残す方が、後で別の情報と照合できます。
仕様を記録するための確認表
本機の情報を保存するなら、出玉の数字ごとに対象を付けた表が使えます。機種名、状態名、出玉区分、払出かどうか、条件の五つをそろえると、短く抜き出した告知でも元の意味を保てます。
- 機種名:e獣王 獅子の一撃。
- 導入時期:2026年11月2日予定。店舗ごとの案内は別途確認。
- 初当り:通常とRUSHのどちらも300個払出。
- RUSH中:1,500個、3,000個、サバチャンの区分を分けて記録。
- サバチャン:最低4,500個と上乗せ平均5,306個による、平均約9,800個の案内。
- 注記:CHARGE完了、V通過、払出表示の条件を併記。
参照資料は、サミー「e獣王 獅子の一撃」製品ページの基本情報と、同社の製品発表です。確認時点は2026年10月18日。製品上の呼称「ドデカSTRAIGHT」と、サバチャンの出玉説明を区別して確認しました。
仕様メモの最終行には「サバチャン時の平均払出」と明記しておくと、平均約9,800個が何を対象にした数字かを一行で確認できます。









