設定画面に先読み、告知、レバブル、音量と並んでいても、すべてが同じものを変える項目ではありません。予告の出現の仕方を変える項目と、聞こえる音を調整する項目では役割が異なります。カスタムを理解するには、メニューを「演出の出方」「知らせ方」「音や表示」の三つに分けて読むと整理できます。

先読みは演出の出方に関わる項目

先読みカスタムは、保留の消化に先立って示唆する予告など、対象の演出の発生頻度や期待度を調整する項目として設けられています。ただし、どの演出が対象に含まれるか、選択肢ごとの意味は機種により異なります。

「チャンス」「熱」といった選択肢があっても、名称だけで具体的な信頼度を決めることはできません。同じ言葉が別機種にもある場合、数値や法則まで引き継がれるとは限らないからです。対象の機種資料で、項目名と設定値を一緒に見ます。

また、通常時の先読み設定が、RUSH中にもそのまま適用されるかは別の確認です。通常時とRUSHの区間を分ける例として、妖怪ウォッチのゲームフロー解説があります。演出設定も、いま説明している状態を特定することから始めます。

振動と一発告知は知らせる手段を見る

レバブルは、レバーなどの振動を使った予告を指す呼び方です。一発告知は、特定の光や音などによって結果を知らせる演出として使われます。いずれも、画面の映像とは違う方法で情報を伝える点が特徴です。

カスタムに「アップ」と書かれている場合は、何の発生割合や期待度が変わるのかを確認します。SANKYOの公式資料にも、レバー振動の発生率や期待度を調整する項目と、告知の発生率を調整する項目を分けた例があります。

ここで、演出が発生しやすくなることと、通常時の大当り確率が変わることを同じ意味で読まないようにします。設定メニューが説明している対象が演出なら、まず演出の出方に関する条件として扱います。スペック表の確率欄まで、名称から独自に書き換えることはできません。

同じ99%でも信頼度か発生率か

カスタムの横に99%と表示されている場合、それだけでは意味を確定できません。告知が発生したときの信頼度なのか、大当り時などに告知が発生する割合なのかで、数えている場面が違います。

例えば、「信頼度99%」はその演出が発生したケースを対象とする説明です。一方、「発生率99%」なら、どの条件の中で発生する割合かを確認する必要があります。数字の大きさが同じでも、比較している出来事は一致しません。

  • 項目名が信頼度、期待度、発生率のどれかを見る。
  • 対象の条件が通常時か、大当り時かを確かめる。
  • 同時に選ぶ別カスタムの条件があるか読む。

小さな注記は、こうした対象の違いを説明している場合があります。獣王の平均値と払出の解説と同じく、数字の前後に付く言葉まで読むと、何を示した値かを区別できます。

音量と光量は聞こえ方・見え方の調整

音量や光量の設定は、機種の演出をどの強さで聞くか、見るかに関わる項目です。先読みの信頼度を設定する項目と同じメニューへ並んでいても、数字の尺度は別になります。

例えば音量3は、信頼度3%という意味ではありません。音量の段階と、演出の割合に使う百分率を同じ数字として比べないようにします。機種によって段階数や変更できる項目も異なります。

音や光を小さく設定した場合も、画面上に必要な案内が表示されることがあります。演出カスタムを確認するときは、何を変えたかだけでなく、別の案内がどこへ出るかを理解しておくと、演出と状態の表示を混同しません。機種の説明にない効果まで推測する必要はありません。

変更が反映される保留のタイミング

設定が完了した直後に、すでに記憶されていた保留の変動が始まる場合があります。この変動が変更前と変更後のどちらの設定に対応するかは、機種の適用条件によります。

SANKYOの公式カスタマイズ資料には、設定完了後に入賞した保留を対象にする旨が示された例があります。この条件では、画面の設定表示が切り替わった時点と、対象の保留が切り替わる時点を区別する必要があります。

短い動画で「設定をONにしたのに演出が出なかった」と見える場合でも、変更前の保留だったのか、発生率が100%ではないのかなど、確認すべき条件が残っています。画面の一瞬だけから設定の効果を判断するより、入賞から対象の変動までを対応させるほうが正確です。

全項目をONにしたらどう読む?

複数の項目を選べることは、効果が足し算で積み重なることを意味しません。機種によって、組み合わせた場合の対象演出や法則が別に設けられている場合があります。分かる範囲は公表された条件までです。

例えば先読みと入賞時の告知を同時に設定した場合も、一方の名称からもう一方の対象を決めず、設定別の説明へ戻ります。グランベルムの別バージョンを見分ける記事と同様、条件を一致させることが比較の前提になります。

どの設定でも、まずメニューの項目名と対象の状態を読む。その後に、割合を表す値なのか、音量などの段階なのかを区別します。好みの映像や知らせ方を理解するための画面として捉えると、設定の多い機種でも一つずつ意味を確かめられます。