NLCS 2026(ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ)は、2026年10月11日に第1戦が行われる7戦4勝制のシリーズです。勝者はナ・リーグ王者として、10月23日開幕のワールドシリーズへ進みます。
2026年8月28日終了時点では対戦カードはまだ決まっていません。現在はブルワーズが84勝51敗でナ・リーグ最高成績、ドジャースが81勝54敗、ブレーブスが80勝55敗で続いています。
現時点でNLCSの対戦候補として最も注目したいのはブルワーズ対ドジャースです。ただし、ドジャースとブレーブスはわずか1ゲーム差であり、第2シード争いそのものがまだ決着していません。
仮にブルワーズ対ドジャースとなれば、本稿ではドジャース4勝3敗をわずかに優勢と予想します。
理由は打線の知名度ではなく、山本由伸、タリク・スクーバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーらを組み合わせられる先発層です。一方、ブルワーズにはジェイコブ・ミジオロウスキーというシリーズを支配できるエースがおり、ホームフィールドまで確保すれば評価はほぼ互角になります。

NLCS 2026の日程とシリーズ形式
2026年のNLCSは10月11日に開幕します。
| 試合 | 日程 |
|---|---|
| 第1戦 | 10月11日 |
| 第2戦 | 10月12日 |
| 第3戦 | 10月14日 |
| 第4戦 | 10月15日 |
| 第5戦 | 10月16日・必要な場合 |
| 第6戦 | 10月18日・必要な場合 |
| 第7戦 | 10月19日・必要な場合 |
7戦4勝制の2-3-2方式で、上位シードが第1戦、第2戦、必要なら第6戦と第7戦をホームで戦います。
ポストシーズン全体の流れから確認するなら、MLBポストシーズン2026の12球団制と勝ち上がりも合わせて確認すると分かりやすくなります。
NLCSの対戦カードはNLDS終了まで確定しない
ナ・リーグ地区シリーズは10月3日に開幕します。
第5戦まで進んだ場合は10月9日まで続くため、NLCSの正式な対戦カードだけでなく、第1戦の先発ローテーションまで見えてくるのは開幕直前になる可能性があります。
ここはNLCS予想で非常に重要です。
NLDS第5戦にエースを投入したチームは、10月11日のNLCS第1戦へ同じ投手を配置しにくくなります。
逆に3勝0敗や3勝1敗で早めに決着すれば、先発とブルペンを休ませ、理想的な順番でNLCSへ入れます。
詳しい日程や組み合わせは、MLBディビジョンシリーズ2026の日程・対戦カード・勝敗予想も参考になります。
8月28日時点のナ・リーグ勢力図
現在の上位争いは次の形です。
| チーム | 勝敗 | 現在の立場 |
|---|---|---|
| Brewers | 84勝51敗 | NL中地区首位 |
| Dodgers | 81勝54敗 | NL西地区首位 |
| Braves | 80勝55敗 | NL東地区首位 |
| Cubs | 76勝59敗 | ワイルドカード上位 |
| Phillies | 75勝60敗 | ワイルドカード争い |
| Padres | 72勝63敗 | ワイルドカード争い |
特に重要なのがDodgersとBravesの1ゲーム差です。
現在の第2シードを取ればワイルドカードシリーズを免除できますが、第3シードへ落ちれば9月29日から3戦2勝制を戦う必要があります。
つまり、この1ゲーム差にはポストシーズン1ラウンド分の価値があります。
本命候補Brewersはエースと総合力が強み
現時点で最もNLCSへ近い位置にいるのはBrewersです。
84勝51敗、得失点差も大きくプラス。単に接戦を多く拾っているだけではなく、シーズンを通じて投打のバランスを維持しています。
最大の武器はジェイコブ・ミジオロウスキーです。
ミジオロウスキーはシリーズを2度動かせるエース
8月28日時点の成績は、
- 14勝5敗
- 防御率1.73
- 151回
- 222奪三振
- WHIP 0.75
と圧倒的です。
7戦制では第1戦を投げたエースが、休養を挟んでシリーズ後半に再登板できます。
ミジオロウスキーが2試合を高確率でロースコアへ持ち込めるなら、Brewersは残る試合で必要な勝利数を減らせます。
短期決戦では「エースがいる」こと以上に、エース登板日に確実に主導権を握れるかが重要です。
Logan Hendersonもローテーションを支える
Brewersはミジオロウスキーだけのチームではありません。
ローガン・ヘンダーソンは8月28日のRangers戦を終えて9勝2敗、防御率2.48。
2番手、3番手でも試合を作れる投手がいることで、ミジオロウスキー登板日以外にも勝ち筋を描けます。
7戦制では、この差がシリーズ後半ほど効いてきます。
Brewersはブルペンでも試合を締められる
先発が6回まで投げても、残り9アウトを取れなければ短期決戦は勝てません。
Trevor Megillは今季52試合で防御率2.28、WHIP0.86と安定しています。
ブルペンの強みは、1点差のゲームをそのまま維持できること。
特にNLCSでは同じリリーフが連日のように登板する可能性があるため、年間成績に加えてNLDSでの投球数も確認する必要があります。
Brewers打線のキーマンはJackson Chourio
打線で注目したいのはジャクソン・チョウリオです。
8月末時点で打率.280前後、18本塁打に加え、走力もあります。
8月27日のMets戦では4安打、2本塁打、4打点、1盗塁という内容を残しました。
出塁すると攻撃の選択肢が増える
Brewersは1人の超大型スラッガーだけに依存する打線ではありません。
チョウリオが塁へ出れば、
- 盗塁
- ヒットエンドラン
- 一、三塁
- 後続の長打
など得点パターンが増えます。
投手戦では本塁打一本だけでなく、先頭打者が出塁できるかが非常に重要です。
Dodgers最大の強みは先発ローテーションの厚さ
Dodgersを僅差でシリーズ予想の上に置く最大の理由が、先発投手の選択肢です。
山本由伸に加え、8月には2年連続サイ・ヤング賞投手のタリク・スクーバルをTigersから獲得しました。
さらにBlake Snellが8月11日に復帰し、Tyler Glasnowも8月25日に長期離脱から復帰しています。
全員が健康なら、7戦シリーズでは非常に強力なローテーションを組めます。
山本由伸は第1・第2戦の中心候補
山本は8月27日のBraves戦終了時点で、
- 12勝8敗
- 防御率2.56
- 158回
- 153奪三振
- WHIP 0.89
という成績です。
同試合でもChris Saleと投げ合い、6回1/3を1失点、8奪三振。
相手打線を大量の走者で塁上にためない投球は、短期決戦で特に大きな価値があります。
NLCSへ進出すれば、第1戦または第2戦を任せる最有力候補の一人です。
Skubal加入でDodgersの7戦制適性は上がった
Dodgersは8月2日にTarik Skubalを獲得しました。
Skubalは2024年から2年連続でサイ・ヤング賞を受賞した左腕です。
2026年は肘の処置による離脱がありましたが、8月末時点でも防御率2点台でローテーションへ入っています。
山本とSkubalを別々の試合へ配置できることは、5戦制以上に7戦制で大きな意味を持ちます。
さらにSnellとGlasnowまで健康なら、第4戦まで専任の先発を並べられる可能性があります。
大谷翔平は打者と投手を分けて評価する
Dodgers打線で最も警戒されるのは大谷翔平です。
8月28日時点で30本塁打、OPS.927。
1打席で0-0を1-0に変えられる長打力は、エース級同士の投げ合いでさらに価値が上がります。
打者としては引き続き中心
左膝の炎症は投球へ影響していますが、大谷はDHとして出場を続けています。
そのためNLCS予想では、まず打者として中軸の評価をするのが自然です。
投手としては復帰前提にしない
一方、投手としては別に考える必要があります。
大谷は8月28日に約20球のブルペン投球を行い、状態次第では8月30日以降の登板も検討されています。
ただし、10月に先発ローテーションへ入れるかはまだ決まっていません。
NLCS予想で「山本、Skubal、Ohtaniの3枚が確定」と考えるのは早く、実際の9月の登板状況と投球数を確認する必要があります。
Dodgersはブルペンの健康状態が最大の不安
先発層が厚い一方、Dodgersには救援陣の故障という不安があります。
Edwin Díazは首の右側の炎症で8月18日から負傷者リスト入り。
8月28日時点ではブルペン投球へ向けて調整中で、復帰前にはリハビリ登板を行う予定です。
このためDodgersを評価するときは、
- 先発4枚がそろうか
- Díazが9月中に正常な状態へ戻るか
- NLDSでブルペンを消耗しすぎないか
まで確認する必要があります。
長いシリーズでは「先発が豪華だから安心」とは限りません。
Bravesが最大の対抗候補
Brewers対Dodgersを暫定本線としますが、最も大きく予想を崩す可能性があるのはBravesです。
8月28日終了時点で80勝55敗。
Dodgersとの差はわずか1ゲームです。
Chris Saleが再び圧倒的
Chris Saleは8月27日のDodgers戦で9回5安打無失点、11奪三振の完封勝利。
これで13勝9敗、防御率2.06となりました。
7戦シリーズでこのレベルの左腕を第1戦へ置けるチームは、それだけで大きな優位を持ちます。
Dodgers打線を実際に完封した直後という点でも、10月に再戦すれば非常に興味深いカードです。
Matt Olsonの一発も怖い
Braves打線ではMatt Olsonが中心です。
8月下旬時点で37本塁打、OPS.875。
Saleが相手打線を2点以内へ抑え、Olsonが一本の長打を打つだけでも勝ち筋を作れます。
Bravesは現在の第3シード候補というだけで評価を下げるべきではありません。
第2シードを奪えば、NLCS候補としてDodgersとほぼ同格まで引き上げたいチームです。
CubsやPhilliesにも勝ち上がる余地はある
ワイルドカード側ではCubsが76勝59敗、Philliesが75勝60敗。
Cubsは得点力が高く、Pete Crow-Armstrongや鈴木誠也らを中心に複数の打者から得点できます。
一方、ワイルドカード組には明確な不利もあります。
3戦2勝制を戦ったうえでNLDSへ入り、さらにそこを突破してNLCSへ進まなければなりません。
MLBワイルドカードシリーズ2026の先発投手と短期決戦分析を見る際も、勝者だけでなく何人の投手を使ったかまで確認したいところです。
7戦制では「第4先発」がシリーズを変える
NLCSでエースばかりを見るのは危険です。
最大7試合なので、第3、第4先発まで登場する可能性があります。
例えば第4戦の先発が3回で降板すれば、残り6イニングをブルペンで埋める必要があります。
翌日に第5戦があるため、そこで使ったリリーフの疲労がシリーズ後半まで残ります。
一方、第4先発が5〜6回まで試合を作れば、勝ちパターンを温存できます。
この点では山本、Skubal、Snell、Glasnowを組める可能性があるDodgersの選択肢は魅力です。
NLCS 2026の暫定勝敗予想
8月28日時点では次のように評価します。
| 評価 | チーム | 主な強み | 評価を変える条件 |
|---|---|---|---|
| ◎ | Brewers | Misiorowski、第1シード、投打の安定 | NLDSの消耗、先発の健康 |
| ○ | Dodgers | 山本、Skubal、Snell、Glasnowの先発層 | 故障者、ブルペン、大谷の投手復帰 |
| ▲ | Braves | Sale、Olson、第2シード争い | Dodgersとの順位争い |
| ☆ | Cubs | 得点力、打線の厚み | WC・NLDSでの投手消耗 |
| 注 | Phillies | ワイルドカードからの上振れ | 先発配置と勝ち上がり方 |
Brewers対DodgersならDodgers 4勝3敗
このカードになった場合はDodgersを僅差で上に取ります。
Misiorowskiの登板試合はBrewersが優位になりやすい一方、その他の先発試合ではDodgersの枚数が効いてくると考えるためです。
シリーズが第6戦、第7戦へ進むほど、4人目まで強い先発を配置できるチームの価値は上がります。
ただしBrewersが第1シードを守り、NLDSを早期決着させ、Misiorowskiを理想的な間隔で使えるなら評価差はほぼなくなります。
ワールドシリーズまで含む長期評価は、MLB2026の優勝オッズとフューチャーズの見方も参考になります。
最終予想を変える5つの条件
NLCSカードが決まったら、次の5項目を確認して予想を更新します。
- NLDSを何試合で突破したか
- NLDS最終戦で誰を先発させたか
- NLCS第1〜4戦の先発順
- Ohtani、Díaz、Glasnowなど故障者の状態
- ブルペンがNLDSで何球投げたか
特に重要なのが第1戦の先発です。
エースを第1戦へ置ければ、シリーズ後半でも2度目の登板を組みやすくなります。
逆にNLDS第5戦でエースを使ったチームは、第1戦からローテーション上の不利を背負う可能性があります。
現時点ではBrewersとDodgersが中心、Bravesもほぼ同列
NLCS 2026は10月11日に開幕しますが、8月28日時点ではまだ対戦カードを固定できる段階ではありません。
Brewersは現在の第1シードとMisiorowskiを軸とする投手力が最大の強み。
DodgersはYamamoto、Skubal、Snell、Glasnowを組める可能性がある先発層で対抗します。
BravesもDodgersとわずか1ゲーム差で、Saleは直近のDodgers戦を完封しました。第2シード争いの結果次第では、3チームの評価順が変わっても不思議ではありません。
最終的にNLCSを読むうえで重要なのは、チーム名の知名度ではなく、NLCS第1戦に誰を先発させられるか、第4戦まで何人の先発を信頼できるか、そして1点差を守るブルペンが残っているかです。

よくある質問
NLCS 2026はいつ始まりますか?
2026年10月11日に第1戦が行われます。
第7戦まで進んだ場合は10月19日が最終戦です。
NLCSは何勝で突破ですか?
7戦4勝制です。
先に4勝したチームがナ・リーグ王者となり、10月23日開幕のワールドシリーズへ進みます。
NLCS 2026の対戦カードは決まっていますか?
まだ決まっていません。
ワイルドカードシリーズとNLDSを勝ち抜いた2チームが出場します。
現時点のNLCS進出候補は?
Brewers、Dodgers、Bravesを上位候補と見ています。
現在はBrewersがNL最高成績で、DodgersとBravesが第2シードを争っています。
NLCSで最も注目したい投手は?
BrewersのJacob Misiorowskiです。
8月28日時点で14勝5敗、防御率1.73、151回で222奪三振、WHIP0.75という成績を残しています。
DodgersではYoshinobu Yamamoto、Tarik Skubalも重要です。
大谷翔平はNLCSで投手として先発できますか?
現時点では確定していません。
大谷は左膝の炎症から投手復帰を進めており、8月28日にブルペン投球を行いました。10月の先発起用については9月の登板状況を確認する必要があります。
現時点のNLCS勝敗予想は?
仮にBrewers対Dodgersとなれば、Dodgersの4勝3敗を予想します。
ただしBrewersが第1シードを守り、Misiorowskiを理想的な間隔で起用できる場合は、ほぼ互角と見ます。









