2026年のMLBポストシーズンは9月29日のワイルドカードシリーズから始まり、各リーグ6球団、合計12球団が出場します。

リーグ優勝決定シリーズは、NLCSが10月11日、ALCSが10月12日に開幕予定。どちらも7戦4勝制で、勝者が10月23日開幕のワールドシリーズへ進みます。

8月28日終了時点の暫定シードは、ア・リーグがRays、White Sox、Astros、Yankees、Red Sox、Guardians。ナ・リーグはBrewers、Dodgers、Braves、Cubs、Phillies、Padresです。

現時点の予想では、ALは戦力面ならYankees、勝ち上がり経路まで含めるとRaysもほぼ同格。NLはBrewersが本命で、DodgersとBravesが追うという見方が自然です。

重要なのは、レギュラーシーズンの勝率だけではありません。LCSへ進むにはワイルドカードシリーズやディビジョンシリーズを突破する必要があり、先発投手の消耗、ブルペンの登板数、シードによる休養差がそのままシリーズ予想へ影響します。

ポストシーズン全体の仕組みは、MLBポストシーズン2026の12球団制と勝ち上がりを先に確認すると分かりやすくなります。

MLBリーグ優勝決定シリーズ2026の日程と形式

LCSは7戦4勝制です。

ホーム・ロードは2-3-2方式で、上位シードが第1戦、第2戦、必要なら第6戦と第7戦を本拠地で戦います。

NLCSの日程

  • 第1戦:10月11日
  • 第2戦:10月12日
  • 第3戦:10月14日
  • 第4戦:10月15日
  • 第5戦:10月16日(必要な場合)
  • 第6戦:10月18日(必要な場合)
  • 第7戦:10月19日(必要な場合)

ALCSの日程

  • 第1戦:10月12日
  • 第2戦:10月13日
  • 第3戦:10月15日
  • 第4戦:10月16日
  • 第5戦:10月17日(必要な場合)
  • 第6戦:10月19日(必要な場合)
  • 第7戦:10月20日(必要な場合)

ディビジョンシリーズまでの5戦3勝制とは違い、LCSでは最大7試合を戦います。

そのため、エース1人だけではなく、先発4人前後の厚み、ブルペンの連投耐性、代打・守備固めを含むベンチの層まで重要になります。

8月28日時点の暫定シードを確認

現在の順位をそのままポストシーズンへ当てはめると、次の並びです。

ア・リーグ

シードチーム勝敗現在の立場
1Rays80勝54敗AL東首位
2White Sox71勝63敗AL中首位
3Astros68勝67敗AL西首位
4Yankees76勝58敗WC1
5Red Sox73勝61敗WC2
6Guardians68勝67敗WC3

ナ・リーグ

シードチーム勝敗現在の立場
1Brewers84勝51敗NL中首位
2Dodgers81勝54敗NL西首位
3Braves80勝55敗NL東首位
4Cubs76勝59敗WC1
5Phillies74勝60敗WC2
6Padres72勝63敗WC3

最新の12球団とシードを追う場合は、MLBプレーオフ進出チーム2026の全12球団とシード順位も関連します。

LCS予想では「戦力」と「勝ち上がりやすさ」を分ける

ここが今回の予想で最も重要なポイントです。

たとえばYankeesは76勝58敗で、Rays以外のAL地区首位より勝率が高く、得失点差も+101と優秀です。

しかし現在は第4シード。

このままなら、

  1. ワイルドカードシリーズ
  2. ディビジョンシリーズ
  3. ALCS

と3ラウンドを勝ち抜く必要があります。

一方、第1・第2シードはワイルドカードを免除されます。

つまり、チーム単体の強さではYankeesを高く評価できても、ALCS到達確率まで考えるとRaysのシード上の優位は大きいということです。

AL本命候補1|Yankeesは投手力が最大の強み

戦力だけを比較した場合、ALで最も高く評価したいのがYankeesです。

8月28日終了時点で76勝58敗。得失点差は+101です。

さらに先発陣とブルペンの両方がリーグ上位水準にあり、短期決戦で大崩れしにくい構成になっています。

先発とブルペンを両立できる

ポストシーズンでは「先発が5〜6回を作り、その後を勝ちパターンで締める」という形が安定します。

Yankeesはこの形を作りやすいのが強みです。

LCSまで進めば7戦制なので、1人のエースに頼るより、

  • 第1・第2先発
  • 第3・第4先発
  • 7〜9回の救援

まで揃っていることが重要になります。

最大の弱点はワイルドカードから始まること

問題はシードです。

現在の第4シードなら、まずRed Soxとのワイルドカードシリーズを突破し、その後Raysとのディビジョンシリーズを勝たなければALCSへ届きません。

チーム力は高くても、LCSへ到達するまでに敗退ポイントが2回あることは無視できません。

暫定評価:戦力面のAL本命。ただしシード込みならRaysとほぼ互角

AL本命候補2|Raysは第1シードが最大の武器

Raysは80勝54敗でAL最高勝率です。

得失点差はYankeesやRed Soxほど大きくありませんが、第1シードを守ればワイルドカードシリーズを戦わずに済みます。

ワイルドカード組の消耗を待てる

第1シードなら、Yankees対Red Soxの勝者がディビジョンシリーズの相手になる現在の構図です。

相手はワイルドカードで先発やブルペンを使った直後。

Raysは休養を取った状態で迎えられます。

この差は年間成績表には出ませんが、ポストシーズン予想では非常に重要です。

ワイルドカードで何が起きるかは、MLBワイルドカードシリーズ2026の先発投手と短期決戦分析で整理できます。

暫定評価:ALCS到達経路では最有力候補

Red Soxはブルペンの強さで逆転候補

Red Soxも軽視できません。

73勝61敗でWC2ですが、得失点差は+100。

特に救援陣の安定感は現在のMLBでも上位にあり、1点差の試合が増えるポストシーズンでは大きな武器です。

問題はYankeesとの初戦

現在のシードなら、最初からYankeesとのワイルドカードシリーズです。

ここを突破できれば、一気に勢いに乗る可能性があります。

逆に、どれだけLCS向きのブルペンを持っていても、3戦2勝制で敗れればシーズン終了です。

暫定評価:ALの穴候補。ワイルドカード突破なら評価上昇

White Soxは第2シードを守れるかが重要

White Soxは71勝63敗でAL中首位。

現在なら第2シードで、ワイルドカードシリーズ免除です。

このシードを守れるなら、LCS進出予想では簡単に評価を下げられません。

ただしGuardiansとの差はまだ決定的ではありません。

9月に地区順位が入れ替われば、ポストシーズンの道筋そのものが変わります。

現段階では「Yankeesより勝率が低いから弱い」ではなく、第2シードを取れる価値をどこまで維持できるかを見るべきです。

NL本命|Brewersは現時点で最も隙が少ない

NLではBrewersを本命とします。

84勝51敗でMLB最高クラスの成績。

得失点差も大きく、先発とブルペンの両方が高水準です。

第1シードならローテーションを整えられる

BrewersがNL第1シードを守れば、ワイルドカードシリーズは免除。

ディビジョンシリーズでもホーム開催の利点があります。

長いLCSを考えても、

  • 先発陣
  • ブルペン
  • 得点力
  • 第1シードの休養

をすべて組み合わせられる点が大きな強みです。

暫定評価:NLの本命、現時点のワールドシリーズ進出最有力候補

Dodgersは打線と先発の上限が魅力

Dodgersは81勝54敗でNL第2シード。

Brewersほどの勝率ではありませんが、得失点差では+149と非常に優秀です。

大谷翔平を中心とした打線に加え、先発陣も短期決戦で高い上限を持っています。

重要なのはブルペンとBravesとのシード争い

Dodgersにとって見逃せないのがBravesです。

Bravesは80勝55敗でわずか1ゲーム差。

第2シードならワイルドカードを免除されますが、第3シードへ落ちれば3戦2勝制から始めなければなりません。

1ゲーム差が単なる順位差ではなく、1ラウンド分の差になるのが現在のNLです。

大谷翔平と山本由伸はLCSでも大きな軸

DodgersがLCSまで進めば、日本のファンにとって最大級の注目チームになります。

大谷は打線の中心。

山本由伸は7戦制で複数回の先発機会を持つ可能性があります。

ただし、スター選手個人だけでなく、6回以降をどれだけ安定してつなげられるかがシリーズ全体では重要です。

暫定評価:NL対抗。第2シード確保ならBrewersとの差は縮まる

Bravesは「第2シードを取れば本命級」

Bravesは80勝55敗。

Dodgersと1ゲーム差なので、9月の結果次第ではNL第2シードへ上がれます。

現在は第3シードですが、チーム全体の得失点差や投手力を考えれば、ワールドシリーズ候補から外す理由はありません。

第3シードと第2シードでは条件が違いすぎる

第3シードならワイルドカードシリーズから。

第2シードなら地区シリーズ直行です。

そのためBravesの評価は、9月の勝敗で大きく変わります。

暫定評価:NL3番手。ただし第2シードならDodgersと評価逆転も可能

Cubsは打線がシリーズを壊す可能性がある

Cubsは76勝59敗でWC1。

得点力が大きな魅力です。

鈴木誠也を含む打線が短期間で集中して得点すれば、上位シードを倒す力があります。

一方、LCSまで進むには投手陣を含めて複数ラウンドを安定して戦う必要があります。

打線だけでなく、ワイルドカードからの連戦で救援陣がどれだけ残るかを確認したいところです。

LCSは先発「4枚目」まで重要になる

ワイルドカードは最大3試合、地区シリーズは最大5試合。

LCSは最大7試合です。

そのため、ここからは先発3人だけでは足りません。

第4先発まで試合を作れるか

7戦制では、

  • エース
  • 第2先発
  • 第3先発
  • 第4先発またはブルペンゲーム

まで必要になる可能性があります。

第4戦で先発が早く崩れれば、その日のブルペン消耗が第5戦以降まで響きます。

だからこそLCS予想では、エースの名前だけでなくローテーション全体を見る必要があります。

ブルペンは「年間ERA」より直前の消耗も確認

救援防御率は重要ですが、ポストシーズンでは登板状況も同じくらい重要です。

たとえば地区シリーズ第5戦まで戦ったチームは、LCS直前まで主力リリーフを使っている可能性があります。

逆に早い試合数で勝ち上がれば、勝ちパターンを休ませられます。

ブルペンを見るときは、

  1. 年間の安定感
  2. 直近の調子
  3. 前ラウンドの投球数
  4. 連投状況
  5. 左右の選択肢

まで確認したいところです。

優勝オッズを見るなら「チーム力」と「経路」を分ける

ワールドシリーズのフューチャーズを見る場合も、単純な勝率だけでは十分ではありません。

たとえばYankeesの戦力を高く評価しても、WC→DS→LCSと3段階を突破する必要があります。

一方、第1シードはDSから始められます。

こうした違いも含めて見るなら、MLB2026の優勝オッズとフューチャーズの見方が参考になります。

現時点のワールドシリーズ進出候補ランキング

8月28日終了時点では、次のように評価します。

リーグ評価チーム理由
NL本命Brewers総合成績・投手力・第1シード
AL本命級Rays第1シードと勝ち上がり経路
AL本命級Yankees先発・ブルペン・得失点差
NL対抗Dodgers打線・先発・第2シード
NL対抗Braves総合力と第2シード争い
ALRed Sox強い救援陣と得失点差

「どのチームが一番強いか」と「どのチームがLCSへ進みやすいか」は同じではありません。

この違いを意識すると、ポストシーズン予想はかなり整理しやすくなります。

最終予想はディビジョンシリーズ終了後に更新する

今の予想は、あくまで8月28日時点のレギュラーシーズン順位を使ったものです。

実際のALCS・NLCS予想では、

  1. 最終シード
  2. ワイルドカードの勝者
  3. ディビジョンシリーズの勝者
  4. 先発ローテーション
  5. ブルペンの消耗
  6. 怪我人
  7. ホームアドバンテージ

を確認する必要があります。

現時点では、NLはBrewers、ALはRaysとYankeesの二択に近いというのが基本線です。

ただし9月にWhite Sox、Dodgers、Bravesのシードが変われば、予想の形も大きく変化します。

よくある質問

MLBリーグ優勝決定シリーズ2026はいつ始まりますか?

NLCSは10月11日、ALCSは10月12日に開幕予定です。

LCSは何勝で突破ですか?

7戦4勝制です。

先に4勝したチームがワールドシリーズへ進みます。

ホーム開催はどう決まりますか?

2-3-2方式で、上位シードが第1・第2・第6・第7戦をホームで戦います。

現時点のAL本命は?

純粋な投手力や得失点差ではYankeesを高く評価できます。

一方、ワイルドカード免除と第1シードの利点まで含めればRaysもほぼ同格で、LCS到達経路ではRaysが有利です。

NL本命は?

現時点ではBrewersです。

84勝51敗の成績に加え、先発・ブルペンのバランスと第1シードという条件を評価しています。

Dodgersはワールドシリーズ候補ですか?

はい。

81勝54敗で得失点差も大きく、十分な候補です。ただしBravesと第2シードを争っているため、まずワイルドカード免除を確保できるかが重要です。