(7月5日時点・ラウンド16途中経過)
W杯2026の得点王争いが、史上最高水準の激しさになっています。
ラウンド16の一部試合終了時点でメッシとエムバペが7得点で首位タイ。ハーランドとケインが5得点で追走。残り試合で得点王が誰になるかは、チームの勝ち上がりとエースの働き次第です。
この記事では、現在の得点ランキングと、準々決勝に向けた各選手の見どころを整理します。
現在の得点ランキング(ラウンド16途中終了時点)
| 順位 | 選手 | 国 | 今大会得点 | W杯通算 | 残り試合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 🐐 リオネル・メッシ | 🇦🇷 アルゼンチン | 7 | 20 | あり |
| 1位 | キリアン・エムバペ | 🇫🇷 フランス | 7 | 19 | あり(準々決勝) |
| 3位 | アーリング・ハーランド | 🇳🇴 ノルウェー | 5 | — | あり |
| 3位 | ハリー・ケイン | 🏴 イングランド | 5 | 13 | あり |
| 5位 | ヴィニシウス・ジュニオール | 🇧🇷 ブラジル | 4 | — | あり |
| 5位 | ウスマン・デンベレ | 🇫🇷 フランス | 4 | — | あり(準々決勝) |
| 5位 | ミケル・オヤルサバル | 🇪🇸 スペイン | 4 | — | あり |
※イサール(セネガル)4得点はチームが敗退のため得点王レース終了
ゴールデンブーツ(得点王)の決定基準:
- 得点数(多い方が上位)
- アシスト数(多い方が上位)
- 出場時間(少ない方が上位)
メッシ:38歳が塗り替え続ける「前人未踏の記録」
今大会7得点・W杯通算20得点(歴代最多)
今大会のメッシは文字通り「別次元」です。
グループステージ初戦のアルジェリア戦でハットトリック、第2戦オーストリア戦で2ゴール、第3戦ヨルダン戦でも直接FKでゴール。ラウンド32のカーボベルデ戦でも得点を決め、今大会7得点。W杯通算得点は20となり、歴代最多記録をさらに更新しています。
また今大会、メッシは8試合連続ゴールという記録も達成。これはW杯史上最長記録です。
38歳という年齢でこのパフォーマンスを続けていることは、サッカー史において前例がありません。
残りラウンドの見通し:
ラウンド16のエジプト戦(7月8日 01:00 日本時間)が残っており、今大会のメッシ対策は「いかに個人として封じるか」というテーマで世界中が注目しています。エジプトがどう戦うかが焦点です。準々決勝以降も含めて、アルゼンチンが勝ち続ければメッシの得点機会は増え続けます。
メッシ単独の記録については得点王争いの初期解説でも整理しています。

エムバペ:2試合連続2ゴールの「怪物」、通算19得点で歴代2位
今大会7得点・W杯通算19得点(歴代2位)
フランスのキャプテン、エムバペは今大会を通じて圧倒的な存在感を示しています。グループステージのセネガル戦・イラク戦で各2ゴール。ラウンド32のスウェーデン戦でも2ゴール。ラウンド16のパラグアイ戦ではPKで決勝点を挙げ、今大会7得点目を記録しました。
エムバペも通算19得点とし、クローゼを上回って歴代2位につけています。27歳という年齢を考えれば、2030年大会・2034年大会でさらに通算記録を積み重ねることも現実的です。
フランスの現状と残りラウンド:
フランスは今大会5試合全勝・無失点という圧倒的な内容でここまで進んできました。準々決勝の相手はモロッコ(7月10日 05:00 日本時間)。エムバペにとって2022年大会の準決勝で対戦した相手との再戦です。
エムバペがモロッコ戦・そして準決勝・決勝と勝ち上がるにつれ、メッシとの得点王争いはさらに加速します。
ハーランド:W杯デビュー大会で「怪物の実力」を証明
今大会5得点・W杯初出場
ノルウェー代表のアーリング・ハーランドは、W杯初出場でいきなり5得点を記録しています。グループステージのイラク戦とセネガル戦で各2ゴール。ラウンド32のコートジボワール戦では試合終盤に決勝ゴールを挙げ、ノルウェーのラウンド16進出を決めました。
1試合あたりの得点効率でいえば、4試合で5得点(0.83/試合)はメッシやエムバペを上回ります。
ハーランドの課題:チームの勝ち上がり
得点王争いでハーランドが最大のポイントは「ノルウェーが何試合勝てるか」です。ラウンド16の相手は日本を倒したブラジル(7月6日 05:00 NHK総合放送)。ブラジルはノルウェーとの過去4試合で0勝2分2敗という相性の悪さがありますが、それでもブラジルの個の能力は今大会最高水準の一つ。
ハーランドがブラジル戦で得点すれば、メッシ・エムバペの7得点にあと1差まで迫ります。準々決勝進出なら、得点王争いは3強が同点で並ぶ可能性も十分あります。
ケイン:通算13得点でW杯史上6位タイの「遅咲きのレジェンド」
今大会5得点・W杯通算13得点(歴代6位タイ)
ハリー・ケインは今大会ここまで5得点。特にラウンド32のコンゴ戦では、0-1・1-1と追いかける展開から2ゴールを決めてイングランドを逆転勝利に導く「エースの仕事」を果たしました。
ケインはコンゴ民主共和国戦の2得点で通算13得点とし、ペレを抜いてジュスト・フォンテーヌと並ぶ歴代6位タイとなりました。
ラウンド16の相手はメキシコ(7月6日 09:00、アステカスタジアム)。開催国メキシコのホームという最も困難な条件でのゲームとなりますが、ケインがここでも決めれば得点王争いに本格参戦します。
今大会の「得点王争い」が特別な理由
過去のW杯と比較して、今大会の得点王争いが特別な理由は3つあります。
① 歴代通算記録の更新が「リアルタイム」で起きている
メッシが通算20得点でW杯歴代最多、エムバペが通算19得点で歴代2位——これはリアルタイムで更新されている歴史です。試合ごとに「どの歴代選手の記録を抜いたか」という物語が生まれます。
② 今大会が「最後の共演」になる可能性
メッシ(38歳)が2030年大会に出場する可能性はほぼゼロです。つまり「メッシとエムバペが同じW杯で得点王を争う」のは今大会が最後かもしれません。ハーランド(25歳)が今後2〜3大会で積み重ねていく記録との対比という意味でも、歴史的な瞬間です。
③ 今大会最大8試合の可能性
48チーム制になったことで、優勝チームは最大8試合を戦います。グループステージ3試合+ラウンド32・16・準々決勝・準決勝・決勝という道のりで、大量得点のチャンスが増えています。今大会終了時点でメッシは1大会10得点以上という可能性もゼロではありません(現在7得点で残り最大3試合)。
得点王候補の「残り試合数」比較
現時点で確認できる残り試合数の上限です。
| 選手 | 現在の得点 | 残り最大試合数 | 最大到達可能得点(仮) |
|---|---|---|---|
| メッシ | 7 | 3(R16+QF+SF or 決勝) | 最大13+ |
| エムバペ | 7 | 3(QF+SF+決勝) | 最大13+ |
| ハーランド | 5 | 3(R16+QF以降) | 最大11+ |
| ケイン | 5 | 3(R16+QF以降) | 最大11+ |
フォンテーヌの1大会最多記録(1958年スウェーデン大会、6試合で13得点)を超える可能性が最も高いのは、現在の得点数と残り試合数の両方を持つメッシかエムバペです。

編集部の見方:最終的に誰が得点王になるか
現時点での編集部の予想を正直に言えば——エムバペが最終的に得点王を獲る可能性がわずかに高いと見ています。
理由は「フランスの残り試合数が最も確実に多い」からです。フランスは今大会5試合全勝で準々決勝進出確定。準々決勝・準決勝・決勝と勝ち続ければ、エムバペにはあと3試合の得点機会があります。
対してメッシはラウンド16のエジプト戦がまず残っており、アルゼンチンが勝ち上がれば同じく残り3試合の機会があります。ただし38歳という年齢と、エジプト・エジプト以降の相手の「メッシ封じ」の戦術の徹底度が変数になります。
ハーランドがラウンド16でブラジルを倒し、準々決勝・準決勝・決勝まで勝ち進めれば——理論上は1大会最多記録に迫る10点以上も可能です。それがノルウェー初のW杯優勝とセットで起きた場合、今大会最大の「奇跡の物語」が誕生します。
よくある質問(FAQ)
Q:W杯の「得点王」は何という賞ですか?
A:「アディダス ゴールデンブーツ賞」と呼ばれる賞が贈られます。
Q:得点が並んだ場合、どうやって得点王を決めますか?
A:得点数が同じ場合は、①アシスト数(多い方が上位)→②出場時間(短い方が上位)の順で決定します。
Q:1大会での最多得点記録は?
A:フランスのジュスト・フォンテーヌが1958年スウェーデン大会でわずか6試合で記録した13得点が単一大会最多です。今大会のメッシ・エムバペが最終的に勝ち上がれば、この記録に迫る可能性があります。
Q:メッシのW杯通算得点は今大会時点でいくつですか?
A:ラウンド16途中時点で通算20得点です。歴代最多記録を更新中です。
Q:ハーランドはW杯で何得点していますか?
A:今大会5得点です。W杯は今大会が初出場で、デビュー大会から5試合4得点の脅威的なペースです。
Q:ケインはW杯通算で歴代何位ですか?
A:通算13得点で、ジュスト・フォンテーヌと並ぶ歴代6位タイです。
まとめ
W杯2026の得点王争いは、準々決勝に向けてメッシとエムバペの7得点タイという状況です。ハーランドとケインが5得点で追い、準々決勝以降の試合次第でどこからでも逆転が起きえる状況です。
「メッシとエムバペが同じW杯で得点王を争う」という光景を見られるのは、おそらく今大会が最後です。残りの試合ごとに歴史が動きます。
この得点王争いで、あなたが最終的に優勝すると思う選手は誰ですか?メッシの「最後の大会での歴史的記録」か、エムバペの「フランス優勝と同時のゴールデンブーツ」か、あるいは「ハーランドの奇跡」か——準々決勝以降の試合と比較してみてください。









