凱旋門賞2026は、2026年10月4日の日曜日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる芝2400mのG1です。
JRAが7月27日に発表した予定では、発走は現地時間16時05分、日本時間23時05分。ただし、この時刻は前年実績を基にした予定であり、本番までに変更される可能性があります。

日本馬では、5月の登録時点で7頭のJRA所属馬がエントリー。7月27日時点では、アドマイヤテラとメイショウタバルがJRAから出走予定馬として案内されています。
凱旋門賞を見るうえで重要なのは、国内実績だけではありません。パリロンシャン芝2400mへの適性、馬場状態、斤量、枠順、現地調整、そして9月の前哨戦まで確認する必要があります。
本記事は2026年8月7日時点の情報を基にしています。出走馬、騎手、発走時刻、馬券発売条件は変更される可能性があるため、レース直前にJRAとFrance Galopの最新発表を確認してください。
凱旋門賞2026の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月4日(日) |
| 開催国 | フランス |
| 競馬場 | パリロンシャン競馬場 |
| 距離 | 芝2400m |
| 格付け | G1 |
| 出走条件 | 3歳以上の牡馬・牝馬 |
| 発走予定 | 現地16時05分 |
| 日本時間 | 23時05分予定 |
| 賞金総額 | 500万ユーロ |
| JRA馬券発売 | 予定あり |
日本の競馬ファンにとっては、国内競馬が終わった後の日曜夜に観戦できる海外G1です。
海外競馬の仕組みや国内競馬との違いを先に整理したい場合は、凱旋門賞やドバイワールドカップなど海外競馬の基本も参考になります。
凱旋門賞2026の日本時間は23時05分予定
JRAの案内では、2026年の凱旋門賞は現地時間10月4日16時05分、日本時間23時05分発走予定です。
10月上旬のパリと日本の時差は7時間なので、フランスの夕方が日本では夜になります。
ただし、発走時刻は確定ではありません。
当日の番組進行などによって変更される可能性があるため、観戦する場合は10月4日の夕方から夜にかけて最新時刻を確認しましょう。
JRAの馬券発売は10月4日朝7時から予定
JRAでは2026年凱旋門賞の海外馬券発売を予定しています。
インターネット投票では、日本時間10月4日7時から発走予定時刻の2分前まで購入できます。
発売予定の式別は次の7種類です。
- 単勝
- 複勝
- 馬連
- ワイド
- 馬単
- 3連複
- 3連単
枠連とWIN5は発売対象外です。
海外競馬でも、JRAが発売する馬券は日本国内独自のオッズとなります。海外の現地オッズと同じ数字になるとは限らない点にも注意してください。
競馬におけるオッズや基本的な買い方を整理する場合は、競馬とブックメーカーの基本的な仕組みも確認できます。
パリロンシャン芝2400mは何が難しいのか
凱旋門賞の舞台は、パリロンシャンの「Grande Piste」と呼ばれる大コースです。
日本の東京芝2400mと同じ距離でも、求められる能力は大きく異なります。
起伏のあるコースで脚を残す必要がある
パリロンシャンでは、道中に高低差があり、一定のリズムで走り続ける能力が重要です。
直線だけ速い馬より、
- 坂でもリズムを維持できる
- 道中で力まない
- 長く脚を使える
- 馬群の中でも集中できる
といったタイプが対応しやすくなります。
日本の高速馬場で鋭い上がりを使った実績だけでは、適性を判断できません。
「フォルスストレート」からの判断が重要
パリロンシャンには、ゴール前の直線へ入る前に「フォルスストレート」と呼ばれる区間があります。
ここで早く動きすぎると、最後の直線で脚が残らない場合があります。
騎手には、周囲の動きを見ながら仕掛けを我慢し、本当の直線へ入ってから最大限の脚を引き出す判断が求められます。
雨が降ると馬場適性の重要度が増す
10月のパリでは、雨によって馬場が柔らかくなる可能性があります。
馬場が悪化すると、スピードだけではなく、
- パワー
- 持久力
- 重馬場実績
- 走法
- 血統
まで確認する必要があります。
良馬場なら日本馬のスピードを生かせる可能性が高まりますが、重い芝になれば欧州で実績を積んだ馬の評価を上げる必要があります。
凱旋門賞2026の日本馬登録状況
5月21日にJRAが発表した登録馬は7頭です。
| 馬名 | 性齢 | 所属 |
| アドマイヤテラ | 牡5 | 栗東 |
| アロヒアリイ | 牡4 | 美浦 |
| ジュウリョクピエロ | 牝3 | 栗東 |
| シンエンペラー | 牡5 | 栗東 |
| ビザンチンドリーム | 牡5 | 栗東 |
| フォーエバーヤング | 牡5 | 栗東 |
| メイショウタバル | 牡5 | 栗東 |
ただし、登録馬と実際の出走予定馬は同じではありません。
7月27日時点でJRAが出走予定馬として案内しているのは、アドマイヤテラとメイショウタバルです。
メイショウタバルは宝塚記念連覇から世界挑戦へ
日本勢で特に注目されるのがメイショウタバルです。
2025年の宝塚記念を逃げ切ってG1初制覇すると、2026年は重馬場の宝塚記念でも勝利し、連覇を達成しました。
重い馬場で実績があるのはプラス材料
メイショウタバルは、毎日杯、神戸新聞杯、宝塚記念などで時計のかかる馬場でも結果を残しています。
凱旋門賞で馬場が重くなった場合、こうした実績は注目材料です。
ただし、日本の重馬場とフランスの芝は同じではありません。
芝の深さ、コースの起伏、ペースが異なるため、「重馬場が得意だから凱旋門賞向き」と単純に判断しないことも大切です。
逃げるのか控えるのかもポイント
メイショウタバルは逃げる競馬で結果を残していますが、2026年宝塚記念では2番手から勝利しました。
凱旋門賞では欧州の先行馬もいるため、必ず単騎逃げできるとは限りません。
好位で折り合いながら自分のリズムを守れるかは、本番の大きな見どころです。
アドマイヤテラは2400mと遠征対応に注目
アドマイヤテラは友道康夫厩舎の管理馬です。
友道厩舎は、過去にマカヒキやドウデュースを凱旋門賞へ送り出しており、欧州遠征を経験しています。
凱旋門賞では能力だけでなく、
- 長距離輸送
- 現地での馬体維持
- 調教環境
- 馬場への順応
- レース当日のテンション
などが結果を左右します。
アドマイヤテラが正式に出走する場合は、国内の競走成績だけでなく、フランス到着後の調整過程まで確認したいところです。
フォーエバーヤングなど5頭は登録馬として確認
登録段階では、フォーエバーヤング、シンエンペラー、ビザンチンドリーム、アロヒアリイ、ジュウリョクピエロも名を連ねています。
特にフォーエバーヤングは世界的なダート競走で大きな実績を残しているため、登録時には注目を集めました。
ただし、8月7日時点でJRAが凱旋門賞の出走予定馬として案内しているのはアドマイヤテラとメイショウタバルです。
登録の事実だけを理由に「出走する」と断定しないようにしましょう。
欧州勢は前年上位馬と3歳馬に注目
France Galopによると、5月の第一次登録では73頭がエントリーしました。
その中には2025年凱旋門賞の上位3頭も含まれています。
- 1着 Daryz
- 2着 Minnie Hauk
- 3着 Sosie
前年好走馬には、パリロンシャンのコースと凱旋門賞特有の流れを経験している強みがあります。
一方、2026年の3歳世代から新しい有力馬が台頭する可能性もあります。
3歳馬は斤量差も確認
凱旋門賞では3歳馬と古馬で負担重量が異なります。
成長途中の3歳馬が古馬より軽い斤量で走れることは、予想上の重要な材料です。
ただし、斤量だけで評価せず、
- 欧州クラシックでの実績
- 2400mへの適性
- 古馬との能力比較
- 秋までの成長度
を合わせて確認しましょう。
9月6日のArc Trialsが重要
凱旋門賞の前哨戦として特に重要なのが、9月6日にパリロンシャンで行われるQatar Arc Trialsです。
中心となる3競走は、
- Qatar Prix Niel
- Qatar Prix Foy
- Qatar Prix Vermeille
です。
2026年は、この3レースの勝ち馬に凱旋門賞へのWild Cardが与えられる仕組みがあります。
前哨戦は着順だけで判断しない
本番へ向けた試走として出走する馬もいるため、必ずしも全馬が100%の状態で前哨戦へ出るわけではありません。
確認したいのは、
- 道中で折り合っているか
- パリロンシャンを問題なく走れているか
- 直線で余力があるか
- 本番で距離や馬場が変わる余地があるか
です。
前哨戦で2着や3着でも、本番へ向けて十分な内容を見せる馬はいます。
凱旋門賞2026の賞金
France Galopは、凱旋門賞の賞金総額を500万ユーロとしています。
近年の公式配分では、上位5頭に次の賞金が設定されています。
| 着順 | 賞金 |
| 1着 | 2,857,000ユーロ |
| 2着 | 1,143,000ユーロ |
| 3着 | 571,500ユーロ |
| 4着 | 285,500ユーロ |
| 5着 | 143,000ユーロ |
最終的な2026年の配分については、本番の競走条件発表時に再確認してください。
凱旋門賞の価値は賞金だけではありません。
世界的なG1を芝2400mで制することは競走馬の評価を大きく高め、引退後の繁殖価値にも影響します。
日本馬にとって凱旋門賞が特別な理由
日本馬はこれまで何度も凱旋門賞へ挑戦してきました。
エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルなどが2着に入りましたが、日本調教馬による優勝にはまだ届いていません。
難しさの理由を一つだけに絞ることはできません。
- 欧州特有の芝
- 起伏
- 馬場状態
- 多頭数での位置取り
- 長距離輸送
- 現地調整
- 斤量
- 枠順
- 欧州トップクラスとの能力比較
これらが同時に求められます。
だからこそ、日本馬が挑戦する年は結果だけでなく、どこまで現地条件へ対応できたかを見る価値があります。
凱旋門賞2026を予想する5つのポイント
1. 馬場状態
最も重要な変数の一つです。
良馬場と重馬場では評価する馬が大きく変わる可能性があります。
2. Arc Trialsなどの前哨戦
着順だけではなく、余力、位置取り、コースへの適応を確認します。
3. 枠順
枠そのものより、脚質との組み合わせが重要です。
前へ行く馬が外枠なら序盤で脚を使う可能性があり、差し馬が内枠なら進路取りが課題になる場合があります。
4. 斤量
特に3歳馬と古馬の差は確認しておきたい材料です。
5. 現地調整
日本馬では、フランス到着後の馬体や調教内容が重要になります。
長距離輸送後も普段どおり動けているかを確認しましょう。
オッズを見るときは日本と海外を混同しない
凱旋門賞は世界中で注目されるため、英国やフランスなどのブックメーカーから早い段階でオッズが出ることがあります。
しかし、JRAで発売される凱旋門賞の馬券は国内独自のオッズです。
海外の前売りオッズとJRAオッズをそのまま比較しないようにしましょう。
オッズがどのような情報を表しているかは、スポーツベッティングオッズの基本も参考になります。
また、オッズが低い馬が必ず勝つわけではありません。
凱旋門賞では天候や出走取り消し、前哨戦などによって評価が大きく動くため、早い段階で結論を固定しないことが重要です。
凱旋門賞2026で避けたい予想の落とし穴
日本での2400m実績だけを見る
東京2400mや京都の長距離競走で強くても、パリロンシャンへの適性は別に考える必要があります。
日本馬だから無条件で高く評価する
応援と予想は分けて考えましょう。
日本馬の能力だけでなく、欧州勢の実績や適性も同じ基準で確認することが大切です。
登録馬と出走馬を混同する
5月に登録された73頭がすべて出走するわけではありません。
日本馬も同様です。
前年結果だけを見る
2025年の上位馬は注目ですが、1年後の状態が同じとは限りません。
2026年の直近成績と前哨戦を優先しましょう。
枠順発表前に買い目を固定する
凱旋門賞では枠順と位置取りが重要です。
馬場と枠が確定してから評価を更新する方が安全です。
レース前に確認する最終チェックリスト
凱旋門賞2026を観戦する前は、次の順番で情報を更新しましょう。
- 最終的な出走馬
- 騎手
- Arc Trialsなど前哨戦の内容
- 枠順
- パリの天候
- 馬場状態
- 日本馬の現地調教
- JRAの最新発走時刻
- 当日のオッズ
- 馬券発売締切
8月時点では出走予定馬を見る段階です。
本格的な予想は9月6日のArc Trialsを経て、最終出走馬、枠順、天候が見えてから組み立てると分かりやすくなります。
凱旋門賞2026では、日本馬の悲願だけに注目するのではなく、「どの馬がパリロンシャンの条件に最も適しているか」という視点で世界の有力馬を比較してみましょう。

よくある質問
凱旋門賞2026はいつ開催されますか?
2026年10月4日にフランスのパリロンシャン競馬場で開催予定です。
日本時間では何時ですか?
JRAの7月27日時点の案内では、日本時間23時05分発走予定です。
発走時刻は前年実績を基にした予定のため、当日に再確認してください。
日本馬は誰が出走予定ですか?
7月27日時点でJRAが出走予定馬として案内しているのはアドマイヤテラとメイショウタバルです。
5月の登録段階ではJRA所属馬7頭が登録していました。
メイショウタバルはどのような実績がありますか?
2025年と2026年の宝塚記念を連覇しています。
2026年は重馬場で勝利しており、馬場適性は凱旋門賞へ向けた注目材料の一つです。
凱旋門賞の賞金はいくらですか?
賞金総額は500万ユーロです。
近年の公式配分では1着賞金は285万7000ユーロとなっていますが、2026年の最終競走条件は公開時に再確認してください。
凱旋門賞の重要な前哨戦は?
9月6日のQatar Arc Trialsで行われるニエル賞、フォワ賞、ヴェルメイユ賞が重要です。
JRAでは何時から馬券を買えますか?
インターネット投票では、10月4日7時から発走予定時刻2分前まで発売予定です。









